ホ−ム>>イチ押しの人・話題>>伊藤穣一に注目!!伊藤穣一に注目!! 更新日 2004/2/24



<2004年2月>

 2年以上もこのページを更新しないでいたら、伊藤さんはすっかり新しい世界にはまっているようです。
 ウェブログの世界で、英語での発言を主体にしながら、日本語でのブログを努力して行っています。JOI ITO WEB
 以前の個人サイトよりはるかに情報が多くなり、ウェブログというのがどういうものかを知る手がかりになります。
 伊藤さんのこのサイトはイギリスガーディアン紙の「ウェブロガー名鑑」で唯一人の日本人のものとして挙がっています。

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  「イチ押しのsite&person」の第3弾はこの人にしようと前から決めていました。
日本人で,その発言と行動について一番注目したいのが伊藤穣一です。

肩書きで紹介すると、検索エンジン インフォシーク会長、現在は、ベンチャー企業の育成支援を目指すネオテニーの社長です。
坂本龍一によると「日本で一番インターネットのことがわかっている」男です。


この人に惹かれる理由は
  1. インターネットの最新事情を伝えるテレビ番組に出演すると、1966年生まれの伊藤は一番の兄貴格で存在感がある
  2. 発言を文字で読んでも説得力が抜群。(⇒電縁交響主義
  3. その説得力の背景は、日本人としては最も早い時期に現状のインターネット(www)を利用し(最初のブラウザー モザイクを使用)、その可能性をラインゴールドのようなネット界の著名人(「ヴァーチャル コミュニティ」の著者 その第7章の最後に「joi」[伊藤]との付き合いに触れている)に伝えたことにある
  4. その主張は、インターネットが社会に与える影響や今流行りのeビジネスについて非常に刺激的だと思うし、渦中にある人の強みを感じる


<伊藤の主張>
ネット上で読めるものは見てもらうことにして(もっとも、英語のものが多いが)、本になっているものから紹介すると

縁と信用のネットワーク   −コミュニティには価値がある (「情報文化の学校」月曜日 4時限目 NTT出版 1998年)

*「所有」から生まれた価値・・・・お金に換算しにくいものを何とか換算しようとして破綻しつつある
*「関係性」が多様な価値を生み出す
*価値観や経済システムがゆらいでいる
*「見えない価値」が行き交うコミュニティ・・・物質的な世界と情報の世界とがバランスがとれてきて価値が同じぐらいだというふうになっていけばよい
*信用ネットワークが国境を越える・・・会社やお金と関係のない価値と信用を整理したネットワークが日本の中にどのように作られるかが重要

NPOバイアウト論
一番新しい伊藤の主張がNPOバイアウト論です。ベンチャービジネスの株式を地域コミュティが買取り、NPOによる支配に切り替えるという主張です。
99年の9月に「NPOバイアウトと持続可能なコミュニティ」として英文で発表された(notebook のExchange,Markets and Organizationsにあります)この主張は、

*アメリカの今の絶好況はやがて終わる
*日本でも始まったネットバブルは「絶対損することが組み込まれてる会社を作ってもいいのかという根本問題がある」
*さらに、キャピタルゲインを狙って「売り抜ける」投資家を許さない「None Exit Company」を考える・・・ローリスクだが安定した会社、キャピタルゲインねらいできない仕組みが必要
*不況が続く今の日本でこそ転換の可能性がある
という覚めた認識に基づいている。

ネットビジネスの旗手と見られている伊藤が、実は、「人間、関係性、地域」に価値を置くこれまでの主張を貫き、発展させていることが分かります。

<ネット上の主張>
IBM eコラム
NPOによるインターネット・サ ービスの可能性

<2001年の主張>
*まず、ネオテニ−と彼の個人サイトの情報が充実してきたので、それらに目を通す事をお勧めします。
*その上で、新しい文章を読んでみると{「価値は金で買えない」(InterCommunication No38)/ 「インタ−ネットで{価値あるもの}とは何か」(IT革命を読み解く)}、コミュニティへの想いが強まっていることがわかる。
「社員でも株主でもなく、コミュニティが一番大事になる」「コミュニティを通じれば、市民が政治や会社のガバナンスをコノトロ−ルできるようになる」

*しかし、価値の転換には時間がかかるので、現実的な思考を展開する。
「今の時代は過渡期なので、オ−ルド・エコノミ−もニュ−も両方わかっているほうがいいのです」
そして、会社をちゃんと経営したいと、率直に夢と悩みを述べている。
*意外なほどのわかりやすさに驚いたのですが、他方では、「ナップスタ−」から「グヌ−テラ」への動きも追っているので、次は、それを紹介します。

ホ−ム>>イチ押しの人・話題>>伊藤穣一に注目!!

更新日 2004/2/24