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年度末3月、例年通りの多忙の中で、取り敢えずHISに4月中旬の マカオ行きのチケットの手配を頼み、その餌に向かって老骨をシバキながら 頑張っている所に、北朝鮮からミサイル発射実験の予告。 日程を見ると正に旅行日程と重なっているとは… 飛行機の窓からミサイルの雄姿を眺めるのも、また乙なものだろうなどと 語りながら様子を窺っていたら、出発当日、早朝にミサイルは湿気を帯びた 線香花火のように失火したとかの情報。 考えれば今までにも、NYのテロ、BSE騒動、SARS、その他諸々、国内、国外 共旅行するのに障害になりそうな事象が次々と発生するにも関わらず、何事 もなく行けるのはそれだけカジノとの相性がいいと云うことだろうと一人で納得。 今回も当然、マカオエア利用の直行をセレクトしたが、金曜夕の出発という ことで満席での出発となった。 マカオエアNX837便はエアバスA318で座席3-3の中型機、いつも通路側から2席を 指定するので、満席の場合、当然窓側にどなたかが入ってくることになる。 予定の場所に行ってみると窓側には早々に一人の中年女性が気配を消して 座っていた、日本人なのか、中国の人なのか、マカオ人なのかも不明だが、窓外 に目をやって瞑想しているかのような様子なので、静かに横に座る。 機内食を食べ、トイレへ行って帰って見るとカミさんが中の席へ移動しており 窓際の婦人と話し込んでいる、どうやら日本人だったようだ、話をしないと、 アジア人同士どこの国に属しているか判らない。 話を聞くと、福知山に住む人で中国珠海に住む華僑の友人に会うのにマカオで 待ち合わせをしているとか、一人で初めてマカオに行くので心細く、隣に大柄の うさんくさい爺さんが座ったので死んだふりをしていた、とは云わなかったが カミさんが声を掛けたのでホットしたように話し始めたようだ。 中年女性が話し始めると留まるところを知らない、まるで土砂ダムが決壊した かのように話は続く。 携帯電話の話で、持っている携帯がどこのメーカーか知らないがリンゴの絵が 書いてある、と聞こえて来たときには思わず「フォレストガンプか」とツッコミを 入れたくなったが、ご婦人の会話に割り込むのも、と目をつむる間もなく機は香港 上空から着陸態勢に入った。 眼下は厚い雲に覆われ、稲光が縦横に走っているのが見える、マカオはもう 雨期が近づいているのだろう。 |
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| 室内プール | ベッドルーム |
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| バスルーム | リビング |
| ホ テ ル ラスベガスではカジノの戦略にのっかり、無料宿泊というカジノのささやきに 嵌り、同じホテルに28回泊まるという愚を犯した反省から、ここマカオでは 出来る限り違うホテルを楽しみたいというカミさんの希望もあり、今回は昨年 開業したギャラクシーカジノ、ホテルに隣接するラグジュアリーホテル 「バンヤンツリー・マカオ」、シンガポールに本部を置くアジア随一のホテルと いう触れ込みのホテルとした。 チェックインカウンターで手続きの後、そのカウンター担当者が部屋まで案内し、 室内の備品、スイッチの場所、使用方法など説明してくれるとは、西洋式ホテルには ない、日本の旅館のようなシステムだ。 ベッドの上には浴衣が置かれ、足元にはスリッパが揃えられている。 部屋はこのホテルでは通常の部屋だが、広さは100平米あるというからかなりの 広さだ、リビングルーム、ベッドルーム、バス、トイレと確認して回るだけで十分 歩いたという感じが残る。 玄関脇には香炉が置かれ、お香かアロマオイルを選んで好きな香りを焚くことが できるようになっている。 毎日異なった香りでリラクゼーションしてくれ、ということらしい。 電力会社の放射能検知器のように感度が悪い私の嗅覚でも感じ取れる香りが漂っている。 窓側には長さ5mほどのプールに、溢れるばかりの水が張られている。 こんな部屋の中で競泳する人はいないだろうが、満水のプールから湧き出るマイナス イオンは香炉の香りと融合して身体に染み込み、全身からストレスが抜け落ちていく 感覚が実感できる。 リビングとベッドルームには各々60インチの薄型液晶テレビが埋め込まれており、 ベッドサイドにはオーディオ設備が完備している。 風呂はシャワーブースと浴槽がセパレートタイプで、浴槽は丸型の巨大な桶の形状を しており、まるで五右衛門風呂だ、底敷用の板が用意されているがうまく乗れない バランスを取れないと横から浮き上がってしまう。 湯は水栓から供給する通常のバス形式なので下から炙られる恐怖はない。 底敷用の板を取り外しようやく座ることができた、これは難しい。 中に座ると足が伸ばせる十分な広さがあった。 このホテルはスパが有名らしく、世界的な賞を何度も受賞しているということだ。 カミさんの狙いはこのスパでのまったりとした時間を過ごすことのようで、部屋に 案内してくれたスタッフにスパの予約をたのむ、電話での予約は難しいが、対面しての 交渉はお互い、片言英語でもなんとか通じる。 朝食はホテル宿泊者のみが利用できるラウンジがあり、宿泊費に含まれている。 朝食に向かうルートのそこ此処にいるスタッフが皆、仏様を拝むように手を合わせ 挨拶する。 仏様になってしまったような錯覚を覚えるが、ギャンブルをしにきた 親爺が仏様扱いされるとは、お釈迦様も気がつくまい。 この挨拶の仕方はシンガポールというよりタイではなかろうかといった感じだ。 朝食はバイキング形式だが、飲み物と卵料理だけは席でオーダーし、それ以外を セルフで用意するスタイルになっている。 絞り立てのオレンジジュースのおいしさが今でものど元に思い出される。 |
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| エレベータホール | ホテルロビー |
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| プールへのアクセス | プールへのアクセス |
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| 波の出るプール | 部屋から見たプールとベネチアン、サンズ (プールの下はカジノ) |
観 光 マカオの街は今、急激な変化を続けている。世界遺産に登録された半島地域を避け、 かっては海だった部分を埋立て、新しく出来た土地に東洋のラスベガスを誕生させている。 この4月11日にも、金沙城中心(サンズコタイセントラル)というカジノを核に ホテル群「シェラトンマカオ(4000室)、ホリデイインマカオ(1200室)コンラッド マカオ(600室)」と共に、大型ショピングモール、コンベンションセンター等が開城 したということで、早速リサーチに赴く。 我々が宿泊するギャラクシーカジノからは直線で1.5km程の距離だが、熱帯性気候 のマカオで、この時期とても徒歩で移動できる体力を持ち合わせない。 各大型カジノ、ホテル、空港、フェリー乗り場等とはそれぞれに無料シャトルバスが 約15分間隔で出ており、これを利用すると、どこへでも簡単に移動することができる。 早速シャトルバスでサンズコタイセントラルを目指す、ここはラスベガスのカジノ グループ「サンズ社」が経営する設備で、向かいにはラスベガスと同じ造りの 「ホテルベネチアン」があり(これもサンズグループ)、半島側には本家「サンズ」が 巨大なカジノを運営している。 シンガポールのあのホテル屋上のプールでお馴染みになった施設もこのグループの 運営だし、日本でもカジノが解禁になれば東京、大阪に食指を動かしているとか、 畏るべし、サンズグループ。 設備の新しい所は塗料の臭いも未だ抜けきっておらず、落ち着いた雰囲気を醸すには 暫くの時間が必要なのでは、と思える、早々に見学を終え、隣に立地する昨年秋に宿泊 した「グランドハイアット」のあるシティオブドリームスへ行き、「ホテルクラウン」の 中華料理店で飲茶の昼食とする、此の店の利用も3回目だ、やはり馴れた場所は 居心地が良い。 |
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| サンズコタイセントラル 投入澳門 全新娯楽中心点! 4月11日 盛大開幕 とある |
サンズから見たベネチアン (ギャラクシーの反対側) |
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| ギャラクシーカジノ入口 | ギャラクシーカジノ入口 |
| カ ジ ノ 昨年オープンしたギャラクシーカジノは香港資本ということだが、造りはラスベガスの 最新カジノの造りに倣っているのか、明るく開放的な空間の中に無料ショーのステージ やカフェやレストランを周囲に配置している。 ステージでは今はやりの4,5人の若者グループによる歌とダンスが繰り広げられて いたが、アジア人ではない感じだが最近の若者のスタイルは皆画一化されているから 国籍は不明だ、国籍なんて何の意味も持たない時代が来ているのかも知れない。 スロットマシンも最近のラスベガスでの人気機種はもちろん、アルゼ、コナミ等という 日本メーカーのスロットマシンがそこここに目に付く。 日本のメーカーの遊技機はアメリカのそれと比べるとやたらと凝った造りにしている のはそれなりに楽しいとはいえ、ボタンを押した瞬間に何の変化もないとハズレ確定の ようなソフトが判ってしまうと飽きてしまう欠点がある。 一人黙々とマシンと対話しているとマカオ小姐らしき小柄の女性が黒服のスーツに身を 固め、「Mr便瓦斯?」と声をかけてきた、取り敢えず英語で。 (ここでも到着早々クラブカードを作成し、マシンに挿入して、こつこつポイント収集 しているので、こちらの名前、国籍、年齢は全てカジノ側で確認している) この洗練された身のこなしと、もの言いはカジノホストだ。長年のカジノ経験で判る。 (自慢にもならないが) 「当カジノでは貴方を上質のカモと認定した、ついては今夜の宿としてギャラクシー ホテルの一室を無料提供することに決めた、嬉しいだろ。」と云っているのだろう。 マカオのカジノスタッフも母国語は英語ではないし、お互い、知っている限りの限定 された英単語でコミュニケーションを図る。 カジノ内でのカジノホストとのやりとりは大概同じようなことだ、目を見て話すと大体 通じるのがおもしろい。 「今夜は最終夜だが、バンヤンツリーホテルに部屋をとっているので、ご厚意は有難いが 今回は辞退する」という感じを片言で話したら理解したのか、「ネクストタイムには私に 連絡してくれ」とアルカイックなスマイルを残して去って行った。 その後、カジノの認定通り、「上質カモ」としてプレーを終了した。 |