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| [目次] 31.英語屋さん (浦出善文著) 32.あしながおじさん (ジーン・ウェブスター著) 33.ハートをおくる 英文e-メール (こすが聖絵著) 34.英語と私 (岩波新書編集部編) 35.中年英語組 (岸本周平著) |
| 順に本名・著者・出版社・発行日・蔵書先 なお、敬称は略させていただきます。 評価は無印から★★★まで4段階、2つ以上が借り得本です。 |
| 31.英語屋さん ★★ 浦出善文著 集英社 2000年2月22日発行 大阪市立福島図書館 |
[目次] 第1部 新米英語屋の勉強帳−第1章 社内「英語屋」ハンティング / 第2章 英文レターへのこだわり /第3章 悪戦苦闘の駆け出し通訳 /第4章 キーワードは「創造」 /第5章 アメリカへ! /第2部 汝の主を知れ−第6章 どこでもついて行くカバン持ち /第7章 東洋医学と0歳教育 /第8章 「井深 さん流」英語上達法 /第9章 井深さんへのファンレター /第3部 英語屋の 卒業論文−第10章 お客様、ご案内〜! /第11章 VIPが会社にやってくる / 第12章 ボクの通訳プレイバック /第13章 国王陛下を笑わせろ! /第14章 たかが英語屋、されど・・・・。 副題は、「−ソニー創業者・井深大に仕えた四年半」です。 カバーに、「ソニーの平凡な一社員にすぎなかった著者は突然、会社創業者である 井深大氏の「英語屋」=通訳兼カバン持ちに任命される。だが帰国子女でもなけれ ば留学経験さえない著者は、海外の超一流のVIPを相手に自己流の英語術で奮 闘する羽目に。井深氏の持論である幼児教育論や東洋医学のやたら難しい専門 用語に冷や汗をかいたり、創業者らしい<格調高い>英語のスピーチの原稿を書 き上げるのに四苦八苦したり・・・・。本書はそのような著者の四年半にわたる経験 を、井深氏およびその周辺の人々とのエピソードや、そこでつちかった英語力育成 のノウハウを交えながら書き綴ったものである。」と書かれておりました。 けっこう面白い本です。尊敬している井深大氏の通訳をされていた時の思い出を 綴ったものなので借りてきたのですが、読んで良かったと強く感じました。 英文レターの要諦(1.なるべくYouを主語として書く、2.できるだけ肯定的な表現 を使う、3.言いたいポイントを明瞭に、結論から先に書く)も参考になりましたし、 色々な失敗談やエピソードも興味深かったのでした。 「著しい情報化の進行と、戦後最悪とも言われる大不況によって日本の社会構造 が大きく変わろうとしている今、新たな時代を切り開くカギのひとつは、卓越した コミュニケーション能力だろう。今までのように、『暗黙の了解』とか『以心伝心』と いった、なあなあ人間関係ではうまくいかないことも多くなる。新時代を切り開くア イディアや構想を、正しく円滑に伝達することのできるコミュニケーション能力を持 つ人材が、これほど必要とされる時代はない。」との著者さんの主張が光った一冊 でした。 ▲先頭へ |
| 32.あしながおじさん ★★ ジーン・ウェブスター著 講談社 1999年8月5日発行 大阪市立中央図書館 |
カバーに、「とっても背の高い人だった。自動車のヘッドライトが、部屋の壁に描き 出した、その人の影。とてつもなく大きい足長の虫が、ゆらゆらと揺れているようだ った・・・・。ジューディーは、孤児院で育ち、17歳になった。快活で、想像力豊かな 少女だ。そんな彼女が大学に進めるようにと、ある親切な評議員が特別にお金を 出してくれることになった。ジューディーが創作の才能を伸ばし、やがて作家にな るためには手紙を書くのが一番だ、とその人は考えた。こうして、ジューディーは 毎月一回、手紙を送ることになる。ちらっと見かけた、名前も知らない、あの『あし ながおじさん』に向けて。ジーン・ウェブスターが1912年に発表したこの作品は、 楽しくて、心あたたまる、世界の傑作です。」と書かれておりました。 大昔、読んだ記憶があるのですが、英語の勉強を兼ねて借りてきました。この講 談社ルビー・ブックスはルビ訳でありまして、難しい単語の下にはちゃんと和訳が 付いているんですね。原作の良さを感じながら、何とか読めるように工夫されてい るのには感心しました。 こういう本までしっかり揃えてくれている図書館さんには感謝いっぱいなのでした。 なお、大阪市立中央図書館には他の作品も揃っていますので、興味がある方は、 ぜひ一度手に取ってくださいませ! ▲先頭へ |
| 33.ハートをおくる 英文e-メール 75PATTERNS+α ★★ こすが聖絵著 三修社 2000年11月21日発行 大阪市立中央図書館 |
[目次] 1.メル友との高感度交換メール編-メル友になろう!の章 /どんな お話しようかな・・・・の章 /ナニゲな日常会話、生活の喜怒哀楽メールの章/ 2.メル友との高感度交換メール編-メル友にもぜひご報告を の章 /友達のあ なただから・・・・の章 /親しき仲にも礼儀なり の章 /こんなときにこそこんな 言葉で・・・・の章 /3.彼氏彼女の内緒メール編-恋の予感が・・・・の章 / あなたに贈りたいこの言葉 の章 /そろそろ倦怠ムード?のふたり・・・・の章/ そして再スタート の章 /4.グリーティング&イベント編-ごあいさつがしたい季 節 の章 /日本の習慣を世界に広めましょう! の章 /いろんなおめでとう! の章 /哀悼 の章。 「本書の特徴」のところに、「本書は、メル友を募集して交換を始める段階から、グ チをきいてもらったり、離れた恋人に心のこもったメッセージを送るまで・・・の色々 な文例をラインアップしています。そう、この本は、一般的なメールの書き方といっ た入門書ではありません。哀しいとき、うれしいとき、うまくそれをメールで伝えた い。できれば相手が『グッ』とくる言葉で、自分のキモチを伝えたい。−そんなとき に『使える』表現を、ご紹介します。」と書かれておりました。 日本で生まれて育ったコテコテの著者さんは、「通訳を10年もやっていたくせに、 気楽に外国人と話せるようになったのは、ごく最近なんですよ。子供の頃から英 会話を習っていたわけではなく、帰国子女でもないコテコテの日本人の私は、大 好きなロックバンドの曲を聴いてその言い回しや発音、ジーンとくる表現を体で覚 えて英語を習得したんですから。そんなわけで私は、英語ができるようになるコツ は勉強の仕方や才能でもなく、『ど−しても相手のことを理解したい』と思う情熱 だと信じています。」と書いてくれています。 面白そうな本だったので借りてきたのですが、この本は10代、20代の女性向け に執筆されていたのですね。でも、他のeメール本とは大違いで、楽しく色々な表 現を知ることができるように書いてくれていて、本当にハートのこもった英文メール を書けるのでは!と感じた素敵な本でした。余談ですが、著者さんのお父さんは 競馬解説者の故・大川慶次郎氏だったのでした。 ▲先頭へ |
| 34.英語と私 ★★ 岩波新書編集部編 岩波書店 2000年11月20日発行 大阪市立住吉図書館 |
[目次] 恥をかくことに慣れる 筑紫哲也 /楽しみ多い「フォー・ミー」で走ると いうこと 有森裕子 /海外で生き残るための英語 鴻上尚史 /「ドルチェ、プ リーズ」で愛されたい 佐渡 裕 /自信は友達語から 引田天功 /だから、 英語は道具 幸田真音 /英語が苦手だからこそ 河合隼雄 /英語コンプレッ クスに導かれて 鷲津名都江 /地獄の英語入門 遠山 顕 /読み書き重視 の英語教育の復活を 上野健爾 /がん研究と英語 杉村 隆 /「なまり」あっ ても堂々と 明石 康 /英語で語る「日本文学」 小森陽一 /香港、北京の 英語体験のことなど 藤井省三 /翻訳、そして人々の中へ 清水真砂子 / 英語より自分のことばをみつけてほしい 吉田ルイ子 /英語、ようやく飼いなら してきたところです 船橋洋一 /英語は覚えるより忘れるほうが早い。だから・ ・・・ 米沢冨美子 /私にとっての英語とは 貫戸朋子 /日本語との距離 伊 藤比呂美 /英語は国力の源なのか 姜尚中 /人間関係を深める議員外交 河野太郎 /私の体験的実用英語論 小林陽太郎。 カバーに、「ビジネス、旅行、テレビやネットでの情報・・・・英語を使う場面は増え る一方である。『どうしたらうまくなるのか』という疑問や、『日本社会と英語との 関わりをどう考えるのか』といった論議など、高まる関心を受けて、有森裕子、河 合隼雄、姜尚中、筑紫哲也、引田天功ら各界で活躍する二十余名の方から体験 的英語論を集める。」と書かれておりました。 「本書は、『世界が広がる』ということの具体的なイメージを、読者の皆さんととも につくってみたいという意図から企画しました。」と書かれているだけあって、各 界で活躍されている24名の方々の実体験や感性が、『英語』という話題を通して 、うまく表現されているんですね。読んで良かったと何度も感じた本でした。でも、 勉強もしないで、こういう本ばかり読んでいるので、ちっとも進歩していないんで すね(笑)。 特に、鴻上尚史さんの「聞いて聞いて聞きまくること」、幸田真音さんの「言葉は 、単なるコミュニケーション・ツール。だからこそうまく使いこなし、言葉の持つ力 を最大限に生かして、何を訴え、何を読者に伝えられるかを大切にしたい」、小林 陽太郎さんの「自分の具体的な興味や、関心と関係づけて学び、また教えること 。文章でも、会話でも、生きた英語に触れる機会を多く持つこと」といった素敵な アドバイスが印象に残ったのでした。 ▲先頭へ |
| 35.中年英語組 ★★ 岸本周平著 集英社新書 2000年12月20日発行 大阪市立中央図書館 |
[目次] 第1章 英単語を覚える /第2章 英文法を思い出せ /第3章 発音 とヒアリング /第4章 読む力の磨き方 /第5章 作文する力をつける / 第6章 プレゼンテーションと英会話 /第7章 アメリカ社会と英語。 紹介文に、「英語を再勉強する人がふえている。若い頃とちがって、中年・熟年で 始めると覚えにくい。しかし若くないからこそできる勉強法もある。コレクトコールを かけたくても英語が通じず、マクドナルドでの注文もままならなかった著者が、め きめき英語力をゲット。実践の場では大人の知恵と度胸でカバー。その体当たり 学習法や苦労・失敗体験記は、すぐ役に立つ、説得力あるものばかり。そしてつ いに、名門プリンストン大学の教壇にまで立った。」と書かれておりました。 副題は、「プリンストン大学のにわか教授」です。 社会人になってから38歳まで、全く英語を使ったことがなくて、アメリカのプリンス トン大学に行き、国際問題研究所で客員研究員、東洋学部で客員講師として日 本経済論の講座をもってしまった著者さんが、個人的な趣味、関心などを紹介し ながら、全く英語がしゃべれない状態から始めた勉強の中で掴み取った貴重な 経験を披露してくれています。 この本の中で、「完了形と仮定法」、「論文作成マニュアル」、「インターネットは英 語が母国語」、「勉強する大学生」、「日本の閉鎖性」についての記述は非常に興 味深いものでした。 「私たちがすでに失ったもの、例えば『物を大切にする美徳』などアメリカ社会が 保持しているものがある。また、彼らの専売特許の『自己責任原則』は、これから の日本には絶対に必要であろう。英語だけでなく、社会のありかたについて、ア メリカから学ぶものは山ほどあるというのが、私の最も言いたかったことである。」 と書かれていたのが、とても印象的でした。 ▲先頭へ |