| 産業(農業・林業・商業) |
| [目次] 1.炭・木酢液の利用事典 (岸本定吉) 2.知って得する木炭・木酢液の活用法 (増田幹雄) 3.炭焼革命 (杉浦銀治) 4.美肌・健康を作る木炭・木酢液 (増田幹雄) 5.有機農業ハンドブック (日本有機農業研究会) 6.自然農法 わら一本の革命 (福岡正信著) 7.自立と共生 (槌田 劭著) 8.英語でビジネス交渉! (石川英夫著) 9.不動産屋の耳寄り話 (稲葉なおと著) |
| (順に、本名・著者名・出版社・発行日・蔵書先 なお、敬称は略させていただきます) 評価は無印から★★★まで4段階、★2つ以上が借り得本です。 |
| 1.炭・木酢液の利用事典 ★★ 岸本定吉監修 創森社 1997年12月20日発行 大阪市立中央図書館 |
[目次] 第一部 炭 /炭の種類・特性と利用法 /炭の代表的な製法 と副産物 /炭を環境保全に役だてる /炭を住居改善に生かす /炭を健康・美容に活用する /炭を料理・茶道に用いる /炭を 美術・工芸に用いる /炭を農林漁業に利用する /炭を地域振興 に役だてる /炭を教育・福祉に取り入れる /炭を伝承・交流で 広げる /第二部 木酢液 /木酢液の種類・成分と特性 /木酢 液の採取・精製法 /木酢液を農林業に利用する /木酢液を暮ら しに生かす 。 著者さんたちは、「かつて炭は、家庭燃料として使われてきた。だが、近年、 炭の持つ優れた性質を生かし、環境保全、住居改善、料理、茶道、美術、 工芸、農林水産業、教育、福祉などの分野で応用利用されるようになってき た。炭・木酢液を有効に活用することが林業の将来にも役立ち、子孫にも豊 かな自然環境を残すことができる」と考えています。私が小学生だった頃、 自宅の近所に燃料屋さんの倉庫があって、俵入り木炭がいっぱい積んで あったのを懐かしく思い出しました。 監修をされている岸本定吉さんは、炭の探究に約60年費やしておられるそ うで、炭の博士なんですね。だから、この本は、林業関係者、炭関連産業の 方々はもとより、環境問題に関心を持つ市民グループ、産直グループ、生協 など消費者団体の役職員・組合員、一般の方々にもぜひとも読んでいただ こうということで書かれたものなんです。 ですから、木炭には白炭と黒炭の二種類があるとか、製炭されたかまによっ て炭質が異なるとか、私のような素人が読んでも理解できるように解説して くれています。 世界に誇る優良炭である日本の炭が益々注目されて、いろんな利用法・活 用法が開発・普及することを希望しながら読んでいたのでした。 検索エンジンで、「木炭・竹炭」で探したところ、いっぱいHPがでてきました。 興味のある方はぜひ一度アクセスしてみてくださいませ! ▲先頭へ |
| 2.知って得する木炭・木酢液の活用法 ★ 増田幹雄著 ブティック社 1998年2月20日発行 大阪市立中央図書館 |
[目次] 1.木炭の活用法<料理編> 2.木炭の活用法<健康・美容編> 3.木炭の活用法<園芸・工芸編> 4.木酢液の活用法 5.木炭・木酢液商品ガイド100 6.木炭・木酢液活用データ集 レディブティックシリーズno.1192号です。「暮らしの中の健康・園芸・料理 が変わる! 今、木炭・木酢液が新しい!!」が歌い文句のようです。 女性向けのカラー写真いっぱいの綺麗な大型本です。 How to本らしく、もりだくさんの内容で、いますぐにでもしたくなるような記事 が見つかると思います。 こんな使い方もあるんだと感心しながら、楽しく読んでいたのでした。 肩のこらない雑誌本ですので、一度手に取ってみてくださいませ! ▲先頭へ |
| 3.炭焼革命 ★ 杉浦銀治編著 牧野出版 1992年5月20日発行 大阪市立中央図書館 |
[目次] 第一章 炭焼と環境 /第二章 世界の木炭事情 /第三章 木 炭工場への道 /第四章 「地球の薬」木炭−その効用。 副題が「まちづくりと地球環境浄化のために」です。 この本は、1991年3月14日に開催された「地球環境と木炭を見直す」シン ポジウムのパネリストを中心に、専門学者、研究者を加え、取りまとめた編 書だそうです。 世界で、木炭・木酢液を他用途に使っているのは日本だけであり、今後、こ の種の技術移転が問題になるとき、この書はその可能性を増す図書として 役立ってほしいと願って書かれた本だけあって、内容の非常に濃いものとな っていると感じました。 また、この著者さんも、木炭研究に携わって50年以上になられるそうで、木 炭の隆盛期も、衰退期も、そして今日の復活期も知っておられる方だけに、 含蓄のある記述が大変素敵なのでした。 ▲先頭へ |
| 4.美肌・健康を作る木炭・木酢液 ★ 増田幹雄著 ブティック社 1998年12月30日発行 大阪市立中央図書館 |
[目次] 1 木炭で暮らしを健康に /2 木炭で素肌美人になろう /3 木炭でストレスも解消 /4 木酢液の不思議な力 /5 木炭・ 木酢液ガイド100。 レディスブティックシリーズno.1380 やさしい木炭の活用法がいっぱい 特集号です。ブティック社の本というのは、けっこういろんなジャンルのもの が揃っているので感心しております。こういう本が図書館さんには揃ってい るのですから、最近人気沸騰なのがよくわかります。 まあ、これだけ木炭や木酢液の使い方があるもんだなあと感心ばかりして いるのですが、それ以上にインターネットの木炭・木酢液関係のHPが充実 しているのですから、私は5年以上世の中から遅れているような気がして、 少し悲哀を感じながら読んでおりました。 さて、この本で紹介している活用法を少し書いておきます。 「かたい炭の白炭は、お風呂に、ごはんに、お水に、料理にどうぞ! やわ らかい炭の黒炭は、脱臭に、野菜が新鮮に、押入れにどうぞ! 竹から生 まれた竹炭は、お風呂に、お水に、脱臭に、ごはんにどうぞ! 2000年問題もただではすまないかもしれないので、家庭でできるインドア 炭火焼きはいかがでしょうか!? ペットボトルをリサイクルして粒状の木炭を使っての手作り浄水器を作って みられてはいかがでしょうか!? 炭と同時に採れる樹木のエキスである木酢液は、お風呂に使うと、肌のか ゆみがとれ、ポカポカ、お肌もすべすべに! 殺菌、消毒から家庭園芸まで 使えます! 乾燥肌、敏感肌、水虫、アトピーのかゆみ対策に! ペットの 消毒やムカデ、ダニ、シロアリの忌避剤に有効です!」と書かれておりまし たので、一度試してみようかなあと思ったのでした。 この他にも、いっぱい活用法が載っておりますので、興味のある方はぜひ 借りてみてくださいませ! ▲先頭へ |
| 5.有機農業ハンドブック ★★★ 日本有機農業研究会編 農山漁村文化協会 1999年1月10日発行 大阪市立福島図書館 |
[目次] 第1章 有機農業の基本技術 /第2章 農学から見た有機農業 /第3章 豊かな自然を活かした有機農業技術 /第4章 手作りの楽し さ /第5章 地域へ広げ、次代へつなぐ。 「はじめに」のところに、「1971年に創設された日本有機農業研究会に集 う私たちは、こうした農業と食生活のあり方を反省・批判し、いのちを育み、 環境を守る<農>と<食>の創造をめざしてきた。自給を基礎に置き、田 畑に多種多様な作物を作り、畜産を組み合わせ、里山を活用して堆厩肥・ 飼料・種子などもできるだけ農場内・地域内で自給してきた循環的な農業 の伝統に学んできた。農業技術面については、良質の堆厩肥を入れ続け て地力が回復し、栽培時期や品種を選べば、農業や化学肥料を使わずに 作物が育ち、生産量も慣行農業程度に確保できること、適切な飼育環境を 整えれば、ホルモン剤や抗生剤なしで健康な家畜を育てられることを、長 年にわたる全国各地の経験のなかで証明してきた。 このような実践にもとづいた有機農業技術の詳細について、生産者を中心 に現場の経験と知恵を集め、体系的に明らかにしたものである。 すでに有機農業に取り組んでいる人、有機農業に転換しようと考えている 人、新しく有機農業を始めようとしている人、そして有機農業についてもっと 知りたいと思っている消費者にとっても、よき手引きとなることを願っている」 と書かれておりました。 また、「実際に有機農業を行ううえで基本となる考え方と技術を部門別・作 物別に述べ、自給の延長にあるさまざまな加工技術やエネルギーの自給 なども盛り込んでいます。さらに、16人の生産者に、それぞれの農業の様 子や地域での取組みをエッセイ風に綴ってもらいました」と述べられていた のでした。 楽しく夢があり、自由で主体的な有機農業の世界をともに分かち合い、歩 んでいきたい、また、二一世紀の子どもたちのためにも、いま私たちに何が できるか、ともに考えていきましょうという姿勢がストレートに伝わってきて、 とても好感が持てた良書なのでした。 ▲先頭へ |
| 6.自然農法 わら一本の革命 ★★ 福岡正信著 春秋社 1983年5月30日発行 大阪市立福島図書館 |
[目次] 一章 自然とは何か /二章 誰にもやれる楽しい農法 /三章 汚染時代への回答 /四章 緑の哲学 /五章 病める現代人の食 / 追章 “ワラ一本”アメリカの旅 出版社の紹介文には、「無耕、無肥、無農薬、無除草で、科学農法にまさ るとも劣らない収穫をあげる自然農法とはどんなものか。その心と実践を 平易に語った入門編」と書かれておりました。 横浜税関植物検査課に勤め、植物病理の研究室で、顕微鏡をのぞいてい た著者さんが、なぜ人智を否定し、科学を否定する者に変身した理由から、 お話は始まります。そして、自然農法と自然食について素晴らしい意見を 述べてくれています。また、自然農法の四大原則(1.不耕起、2.無肥料、 3.無農薬、4.無除草)の話を交えながら、緑の哲学論を展開してくれてい たのでした。 私は読んでいて、著者さんが書かれているこのシリーズは、自然農法のバ イブルのようなものだと感じました。街にしか住んだことのない私には、とて も難しかったのですが、読まずにはおられない魅力に満ちた本でした。 ▲先頭へ |
| 7.自立と共生 ★★ 槌田 劭著 樹心社 1994年10月20日発行 大阪府立中之島図書館 |
[目次] 1.豊かさのゆくえ /2.共生世界の崩れるとき /3.農業と 共生の原理 /4.暮らしの中から /5.自立と共生の暮らしを求めて 「利己主義・刹那主義を特徴とする工業文明は、自然環境を破壊しただけ でなく、人びとの健康を傷つけた。人間社会の安定をつぶし人間関係を冷 たいものにもした。医療と福祉の困難を拡大しつつ、超高齢化社会を迎え る。その上、生存の基本である食糧の自給も、お金勘定の上、切り捨てて きた。人類史的限界に愚かな挑戦をつづけた日本の繁栄は、遠からず大 没落の時を迎えるだろう。そのときにも、私たちは幸せに生きたい。自らの 幸せには自ら責任をもちたい。自立である。しかし、孤立しては生きられな い。生存の原理である共生を基本としつつ、自分らしく生きたい」と願う著 者さんが、折々に書きためた雑文に筆を加えてまとめられたものです。 著者さんは、1973年に「使い捨て時代を考える会」を設立され、また、有機 農業運動を20年間も積み重ねてこられているのですね。この本の中で、『 「私たちは無農薬で有機農業の農産物をいただく資格があるかどうか」− 私は「資格は無いのだ」というふうに思います』という指摘があったのです が、私には返す言葉もないのでした。明るい本ではありませんが、じっくり と共生について考えるには本当に最適な本でした(なお、図書館さんの分 類は<社会科学>になっておりましたが、農業に入れさせていただきまし た)。 ▲先頭へ |
| 8.英語でビジネス交渉! ★★ 石川英夫著 1999年5月25日発行 大阪市立中央図書館 |
[目次] 第1章 「国際化」「グローバル化」「ビッグバン」には英語で挑戦! /第2章 交渉上手になるための秘訣 /第3章 「旅」で英語を磨こう!/ 第4章 友人を愉快にする英語:ジョーク、ユーモア、駄洒落 /第5章 「プ レゼンテーション」「国際会議」「スピーチ」−なんて怖くない! /第6章 接 待と英語:レストラン、料亭、ゴルフ、カラオケ... /第7章 外国人から見 た「日本式ビジネス」。 表紙に、「国際ビジネスの最前線で40年を越えて活躍中の著者が、その現 場で培った『勝利の方程式』を惜しげもなく披露します。『迷い』も『不安』もす べて吹っ飛ばす著者の超ポジティブ・シンキングは一読の価値あり! とに かく元気の出る本です。」と書かれておりました。 「外国人嫌い」(xenophobia)であり、「国内主義的」でさえある最近の日本人 の風潮を憂う著者さんが、「英語を有効に使うにはどうしたらよいかについて 、著者自らの体験を書き残すことにより、読者の方々が勇気づけられ、英語 嫌いから脱皮し、『国際化』の新時代にチャレンジして欲しいと祈るような気 持ちで書いた」だけあって、迫力満点の本でした。そして、本当に明るく楽しく 執筆してくれているので、気楽に読めるのですね。 また、「日本人と欧米人の特性比較」のリストは非常に良く出来ていて、感心 しました。この本の終わりに、著者さんが訴えたかったポイントをしっかり載せ てくれていたのがとても参考になったので、引用させていただきました。 1.口頭でも、文書でも“おしゃべり”になろう 2.短い話を長くしよう 3.ドラマを作れ 4.先手を打て 5.独りよがりをやめよう 6.時代の変化の波に乗ろう 7.自分を守れ 8.真の友のメンテナンスをまめにやろう 9.大いに英語を使おう 10.欧米の小説を読もう 11.「形が内容を支配する」を実践しよう 12.ノーエラー、ノーミステイクを志向しよう 13.己を知り、相手を知ろう 14.“reciprocity”と“hospitality”を実践しよう 15.“drop a line”であなたの世界が変わる 16.話材を豊富にストックしよう 17.プレゼンテーション上手になろう 18.好奇心を磨こう 19.見知らぬ人にも親切にしよう 20.笑顔を忘れるな ▲先頭へ |
| 9.不動産屋の耳寄り話 ★ 稲葉なおと著 講談社 1996年2月20日発行 大阪市立福島図書館 |
[目次] 第一部 お客には言えない不動産屋の胸の内 /第二部 不動産 屋の常識は法律を超越する /第三部 買い主の大逆襲 /第四部 住ん で初めて分かる意外な落とし穴 /第五部 一戸建ての甘いワナ。 帯に、「一世一代の買い物に目からウロコの秘策あり! 客にイバれた時代 はとうに昔。語るも涙のお寒い業界事情。それでも売ってみせますハズレ物 件−。なりふり構わず商売ノウハウと、それを逆手に取った必殺マイホーム 購入テクを、業界の風雲児が説き明かす!」と書かれておりました。 「本書を不動産売買のマニュアルとしてお読みになるのは読者の自由である 。しかし現実にはたぶん、読み進むにしたがって、自分の目の前に存在する いままで気づかなかった深いミゾが徐々に浮き上がってくるだろうから、本書 はむしろ読者にとって、『不動産がますます買いづらくなるためのマニュアル』 となるかもしれない。」と書かれていたのですが、まさにその通りなんですね。 魑魅魍魎が跋扈していたバブルの頃の悪印象が今なお残っている不動産業 界の裏話を楽しく紹介しながら、留意すべき問題点を解説してくれています。 「もう少し不動産についても業者についても選別できる目を養ってもらわない ことには始まらないし、契約の当事者でありながら、当然備えるべき必要不 可欠な知識に欠けている人が多すぎる。法律の不備と客の勉強不足、業者 側の実情についての多々触れてきた結果あらたに見えてきた二つの問題点 について語らずして、業者にだけトラブルの原因を押しつけるわけにはいかな い。」との著者さんの主張には、うなずかざるを得なかったのでした。 ▲先頭へ |