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[目次]
 1.いますぐ使える転職完全マニュアル (B−ing編集部)
 2.金融頭脳を持っているか (長谷川慶太郎)
 4.環境ホルモン汚染の恐怖 メス化する自然 (デボラ・キャドバリー)
 5.お金との上手な付き合い方 (石井勝利)  
 6.
日本の危機 (櫻井よしこ)
 7.ノストラダムスの生涯 (竹下節子)
 9.日本の瀬戸際 沈没する日本 浮上する日本 (呉善花)
11.
1998−2000 株式大暴落 (ラビ・バトラ)
12.無料・格安・豪華な公共サービス みんなにナイショの
   丸得生活の便利帳
 (お役所情報研究所)
16.50代から確実に殖やす賢いお金の育て方 (大勝文仁)
18.お金で苦労する人 しない人 (中谷彰宏)  
20.ノストラダムスの大予言 最終解答編 (五島 勉)
21.船井幸雄の運を創る 運を開く (「人間観」研究会)
23.
どんどん変わる日本 (日下公人)
24.ドル大崩落 (水谷研治)  
25.
ひ弱な男とフワフワした女の国日本 (マークス寿子)
26.昭和金融恐慌秘話 (大阪朝日新聞経済部)  
27.
金融の論点’98 (ダイヤモンド社)
28.一問に百答 考える日本人 考えない日本人 (日下公人)
29.転生と地球 価値観の転換へのメッセージ (高木善之)  
30.
定年力 (多胡 輝)
32.腐りゆく日本というシステム (リチャード・カッツ)  
33.
ビンボー人の知恵袋 (近代文芸社)
34.風水 その環境 共生の思想 (村田あが)  
35.
国からお金を取り戻す77の方法 (荻原博子)
37.
環境ホルモン入門 (立花 隆)
38.地球大予測 (高木善之)
40.恥と無駄の超大国・日本 (落合信彦)
41.図解怪しい広告 完全攻略マニュアル (丸裏広告審査機構)
42.誰も書けなかった生保の真実 (大地一成)  
44.新世紀への構造改革 (榊原英資)  
45.
金融危機からの脱出 (リチャード・クー)
46.土壇場の経済学 (青木雄二他)  
47.
経済の論点2000 (ダイヤモンド社)
48.生保危機の真実 (湯谷昇羊) 
49.
究極のしあわせ (高木善之)
50.円資産消滅 (松村謙三)


順に本名・著者・出版社・発行日・蔵書先 なお、敬称は略させていただきます。
評価は無印から★★★まで4段階、★2つ以上が借り得本です。
1.いますぐ使える転職完全マニュアル  B−ing編集部  
1998年9月16日発行  大阪市立福島図書館

新しい本なので借りてきました。なかなかよくまとめられており
利用価値があると思います。内容は20代・30代のかたに最適
だと感じました。

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2.金融頭脳を持っているか  長谷川慶太郎著  青春出版社
1998年4月25日発行  大阪市立福島図書館

以前からきらいなエコノミストであるが、どういうわけか借りてきて
しまった本です。いけいけどんどんの著者が、悲観的に書いてい
るのをみると、非常に寂しいものを感じてしまいます。傷つくという
ことを知らないといわれる著者が、今の日本の状態を詳しく解説
してくれていますが、今後の展望が少し弱いような気がしました。

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4.環境ホルモン汚染の恐怖メス化する自然 ★ デボラ・キャドバリー著
集英社  1998年5月27日発行  大阪市立中央図書館

環境ホルモン汚染の全貌を知る好書というだけあって、借りるだ
けの価値があります。ただし、読んでいると暗くなってしまうので
元気な時に読みましょう。話はそれますが、インターネットで「内
分泌攪乱物質」を検索すると貴重な資料がいっぱいでてくるそう
です。私も今度アクセスしてみようと思っています。PCB・ダイオ
キシンの話も載っています。

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5.お金との上手な付き合い方  石井勝利著  海南書房  
1993年4月30日発行  大阪市立中央図書館

思い当たる節がいっぱいでてくるので頭が痛くなってきますが、「
もったいない、もったいない」と言いながら、すこしでも節約してお
金を貯めようと思ってくるから不思議です。古い本ですが、お金の
貯まらない人はどうぞ!

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6.日本の危機 ★  櫻井よしこ著  新潮社  
1998年8月30日発行  大阪市立福島図書館

「どこがどう狂っているのか。いつ頃から、どんな契機で狂い始め
たのか。誰が主犯格か。犯人は特定できたか。一体なぜ見過さ
れてきたのか。そしてその間、国民は何をしていたのか−我々
個々人が危機に立ち向うためのフルメタル・ジャケット!」
週間新潮に連載されていたシリーズをまとめた本です。政治・経
済問題から社会問題まで幅広く取り上げられていて、鋭い視点
から書かれています。しかし、この本はあまりにも暗く悲観的に
ならざるをえない内容なので、櫻井さんにはもっと明るい本を書い
ていただけたらと思ってしまうのは、私だけでしょうか。

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7.ノストラダムスの生涯 ★  竹下節子著  朝日新聞社  
1998年2月1日発行  大阪市立図書館共有

「知られ過ぎているために、まったく知られていない謎の人である
ノストラダムスについて分かりやすく紹介するために書かれた」と
あるように、彼の生涯を中心に書かれています。予言について
は、あまり詳しく載っていませんが、こういう面から書かれた本を
たまには読むのも、いいものだと思いました。

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9.日本の瀬戸際 沈没する日本 浮上する日本 ★  呉善花著
日本教文社  1999年1月25日発行  大阪市立中央図書館

時々、TVに登場して的確な発言をされる著者が、日本について分
析している本です。内容は、「日本人がアジア的であってアジア的
でなく、西欧的であって西欧的でないといわれる理由を探りながら、
日本人の持つ受身志向がアジア的な血縁主義に基づく排他的な
利己主義を超え、西欧的な個人主義の限界を超えた未来的な人間
関係への可能性を秘めている」とする著者が、世界経済の現状を分
析しながら解説してくれています。
近年、日本でもこういう分析も出てきておりますが、新世紀に向けて
日本が世界の救世主となりうるのでしょうか?
「脱亜超欧」を日本に期待している著者が書いているなかで、「日本
オリジナルを生む美意識とは何か」、「日本発ソフトアニミズムの未
来性」の章がとくに印象的でした。

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11.1998−2000株式大暴落 ★  ラビ・バトラ著  
たちばな出版  1998年1月30日発行  大阪市立図書館共有

「アメリカ人のたった1%が富の40%以上を所有し、アメリカ人の半
分が千ドル以下の預金しかなく、消費者負債は記録的な多さである
。資本主義あるいは守銭奴の時代は、今、まさに終わりを迎えようと
している。そして、次には社会循環の法則に従って、黄金時代がやっ
てくる」と著者は述べています。
どんな時代が来るのか大変興味深いものがあったので借りてきまし
た。特に日本についての分析が詳しく載っていて、「アジアのジャパ
ナイゼーション(日本化)は悪質な金融・債券ブームにあおられたバブ
ル株価と連結した、輸出主導型発展を意味し、輸出にとりつかれたア
ジアの国々は、世界経済の崩壊を引き起こそうとしている。また、日
本経済は1975年以来、停滞していて、失業率の増加と実質所得の
低下という深刻な危機をむかえているという分析はみるべきものがあ
ったと感じました。
「私たちは人格・道徳、健康、お金という順に、物事に優先順位をつけ
て生きてきたのだ! 逆境に耐え抜け、明日は必ず黄金の未来がや
ってくる」と力説する著者に、私は拍手をおくったのでした。

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12.無料・格安・豪華な公共サービス みんなにナイショの
丸得生活の便利帳
 
★ お役所情報研究所  青春出版社
1999年4月5日発行 大阪市立中央図書館

「数ある公共サービスの中でも選りすぐりの探し方と上手に使う方法
をナイショで紹介。賢く使って、今日からあなたもトクトク生活!」が歌
い文句です。すごくよく調べてあって、脱帽ものだと感じました。
とくに、「自分の住む自治体のホームページを見てみよう」と書かれ
ていたのが印象的でした。
目次は、「格安家賃、ローンのお助け、無料インテリア...住まいの
丸得生活の章・不用品交換、安心の育児ヘルパー、医療費の還付.
..暮らしの丸得生活の章・失業、病気、介護、シングルマザー...
に強い味方 困ったときの丸得生活の章・ゴージャスで格安な温泉、
フィットネス、お食事処...お出かけ、旅行の丸得生活の章・英会話
スクールに格安で入る、エスニック料理をお国の人に...習い事、
勉強の丸得生活の章・あなたの街だけのお得情報をキャッチ! 
みんなにナイショのお役所サービスこんなことまで活用術の章」です。
どうですか、目次を見ているだけでも面白そうな感じがしませんか?
とても新しい本ですし、ぜひ借りてみてくださいませ!

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16.50代から確実に殖やす賢いお金の育て方  大勝文仁著 
マガジンハウス  1998年5月21日発行  大阪市立中央図書館

「ビックバンで利殖が変わる! わずかなお金だからこそ少しでも殖
やしたい。長い老後を支える資金だから、安全確実に育てたい。」と
表紙に書かれています。
目次、「金融ビックバンで何が変わる?財産はどう守ればいい? い
ま注目の外貨預金でお金を殖やす 注目度ナンバー2の外債も有利
! この貯蓄法なら低金利時代に勝てる これから気にしておくべき
新種商品はこれだ! 50歳だからこそ生命保険を賢く利用する こ
の時期だからできる国内株の投資術 忘れてならない住宅ローンの
借り換え、繰り上げ返済 金融激動だからこそ金投資 安心できる老
後のための年金の知識」。
かなり詳しく外債や外貨預金について書いてくれています。でも、こ
の本を参考にしてしまうのはいささか早計のような気がしました。
大世紀末であるということを考えてみると、こういう投資術は通用しな
いのではないかと強く感じたのでした。

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18.お金で苦労する人 しない人  中谷彰宏著  三笠書房
1998年6月10日発行  大阪市立図書館共有

目次、「お金の使い方で人間関係が変わる、お金の増え方・減り方
には人生の法則がある、お金に強い人には工夫がある、お金の出し
方にその人の短所があらわれる、お金のやりとりがあなたを成長させ
る」。
たかが紙切れなのですが、ないと困るのがお金。金銭感覚の達人に
近づくにはどうすればよいかについて書かれています。
この著者の作品にはアクというかクセというものが目立つので好き嫌
いがあると思いますが、書かれていることはとても参考になることが
多いのではないでしょうか?
「経済的には貧乏でも、精神的にリッチになるには、お金に対する正
しい考え(世の中で一番必要なものは金銭感覚である)を持つことで
あり、お金に対して自分なりの哲学を持ち、お金と自分は対等の関係
だと割り切って生きていくことができれば、お金で苦労することはなく
なります」と主張されていたのが印象的でした。

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20.ノストラダムスの大予言最終解答編  五島 勉著
1998年7月25日発行  大阪市立図書館共有

裏表紙に、「核戦争、ダイオキシン、環境ホルモン、オゾンホール..
..1999年、人類滅亡へのカウントダウンは始まったのか!? 
ノストラダムスの墓の前で明かされた[恐怖の大王]の正体と、人類
の運命を示す戦慄の最終解答とは?」と書かれています。
五島氏がノストラダムスの予言について初めて本を紹介してから、な
んと25年にもなるんですね。この間、日本にもいろいろな出来事が
発生して、いよいよ大世紀末を迎えようとしています。
内容的には、あまり驚くべきものがないように感じてしまったのです
が、それだけ世の中が悪化してしまったせいかもしれません。
でも、新世紀に向け新しい芽もいっぱい出てきているので、私は21
世紀も生きていたいなあと痛感したのでした。

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23.どんどん変わる日本 ★★  日下公人著   PHP研究所
1998年10月22日発行  大阪市立図書館共有

[目次] 1.二〇〇万人失業のすすめ /2.97年6月で変わった
日本 /3.六大改革の成功か、消費税10%か /4.ビジネスマン
の生き方もどんどん変わる /日本経済、新結合のすすめ /6.
米国ニューエコノミー、じつはこれが核心 /7.「お金」の常識も
どんどん変わる /8.デフレ的生活の方法教えます /9.官僚、
教育、地方も変わる /10.行動しよう、貢献しよう 。

独特の視点から分析・提案してくれている著者ならではの本ではな
いでしょうか!? どこの国も滅びるときは問題先送りの借金で首が
まわらなくなったときであると解説し、日本の場合では、「国民が郵便
貯金をやめて、外国に貯金するとき」と、「国債の元利払いができなく
なったとき」であり、そのとき政府は消費税の大増税をするしかないと
解説してくれています。
暗い話ばかりでなく、夢のある話も提案してくれているし、時代の変化
に取り残された今の仕事にしがみついているよりも、かねて自分がした
かったことを始めてはどうか。さらには、世のため人のためになる新し
い仕事をどんどん始めたらどうだろうかと著者さんは主張しています。

97年6月で日本は大きく変わり、六大改革の成功が将来の日本を決
めるであろうとする分析はとても参考になったのでした。でも、小渕内
閣は絶対やってはならないその場しのぎの政策を採用して、またまた
国債残高を増やしてしまったのですから、世の中は正論が通らず、悪
い方向へばかり進んでしまうものだと変に納得しながら、読み終えたの
でした。

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24.ドル大崩落 ★  水谷研治著  PHP研究所
1998年11月6日発行  大阪市立中央図書館

[目次] 世界同時株安は大崩壊への序曲か /アメリカ経済を押し
      あげた要因 /危険水域のアメリカ /アジア経済の崩壊
      はドル崩壊の前哨か /ドル崩壊のシナリオ /国際金融
      制度の再構築へ /日本の歩むべき道。
昔、円高を予測した数少ないエコノミストの一人である著者が、「アメ
リカが抱えている膨大な貿易赤字に焦点を当てて、近い将来ドルへの
信頼が大きく揺らぎ、資金の逆流が始まり、アメリカ発・世界大恐慌が
始まるであろう」と予測している書です。
自衛のために何が必要なのか、その後にどこに目を向けなければなら
ないかについて詳しく述べてくれています。
1998年に書かれた本なので、1999年7月時点の経済状況とかなり
違いがあるように感じてしまいますが、根本的な問題については何ら
解決されていないと思います。ですから、今読まれてもすごく参考にな
る本ではないかと感じました。

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25.ひ弱な男とフワフワした女の国日本 ★  マークス寿子著  
草思社
  1997年8月18日発行  大阪市立図書館共有

[目次] 1.腐敗の風土はどこまでも /2.中流意識と見せかけの
豊さ /3.平等化社会と個性化社会 /4.ホンモノ志向はほんもの
か /5.ホンモノとニセモノの錯覚 /6.モノもらいの日本人 /7.
退屈をおそれる日本人 /8.生きがい探しの世の中 /9.氾濫する
へつらい文化 /10.限界にきたごまかし社会 /11.甘えつづける
日本女性 /ますますひ弱になる日本人。

「著者は長らくイギリスの大学で教鞭をとっていたが、昨年から日本の
大学で教えるようになり、日英半々の生活をするようになった。
何年かぶりかで生活した日本はどうなっていたか? 著者がイギリス
から日本にきてみると、それはもう絶望と呼ぶしかないような光景が
展開されていたのである。すべてが浮ついており、中味がなく、ニセモ
ノが横行し、モラルは低下し、着るものから食べるものまで、生活の基
盤にあるものが、大音響とともに崩壊しつつあるように著者には感じら
れたのだ。危機意識にとらえられた著者は、日本がなぜこんなおかし
な国になってしまったのかを執拗に追求していく」と裏表紙に書かれて
いました。
この人の指摘はあまりにも鋭すぎて悩んでしまうのですが、当たって
いることも多いようです。日本に蔓延しているお金第一主義や見せか
けの豊さ、祭りからボランティアまでイベント化しているのではないかと
いう指摘はすごいですね。
とくに日本独自の「恥の文化はどこへいった」と書かれているのを見て
、我ながら情けなくなってしまったのでした。
まだ、日本を見捨てていない方はぜひ読んでみてくださいませ!

▲先頭へ
26.昭和金融恐慌秘話 ★  大阪朝日新聞経済部  朝日文庫
1999年3月1日発行  大阪市立福島図書館

裏表紙に、「昭和の金融恐慌を人々はどう捉えたのか。当時の様子を
リアルに伝える貴重な談話・エピソード集。昭和3年大阪朝日新聞連
載、財界著名人らによる[金融恐慌想い出話]と、同2年公募された
体験記録[金融恐慌エピソード]を収録。金融危機に直面している現
在の日本への教訓は?」と書かれています。

[目次] 昭和金融恐慌秘話解説 /台銀閉店の前夜 佐々木勇之
助氏談 /鈴木王国の巻 金子直吉氏談 /「漫然」五億円 池田成
彬氏談 /合法か違法か 森広蔵氏談 /一報また一報 八代則彦
氏談 /遠因と近因 井上準之助氏談 /恐慌の遠因 片岡直温氏
談 /未然に防げた 結城豊太郎氏談 /金融恐慌エピソード。

読んでいて、著名人がどこまで本音で話しているのか疑問の余地は
ありそうですが、とても参考になる本だと思いました。
でも、本当に面白いのは、「金融恐慌エピソード」にでてくる47人の
方々のお話ではないでしょうか!? 
私も慌てふためいて、この方達のような行動をしてしまうのではない
かとすごく案じてしまうのですが、でも人間というのはそんなに進歩す
るものではないということを歴史が証明しているのですから、開き直っ
て行こうと思ったのでした。 
あとがきに、「人間は過ちを繰り返す可能性が高い。それを前提に考
え、対応することが大事なのだ」と書かれていたのが印象的でした。

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27.金融の論点’98 ★  ダイヤモンド社  
1998年7月24日発行  大阪市立福島図書館

[目次] 第一部 「ビックバンと日本経済」 日本型ビックバンなど
存在しない−大前研一、デフレの主因は信用収縮だ−高橋乗宣、
「景気」 問題の本質を直視せよ−植草一秀、信認の危機に陥った
日本経済−上野泰也、「円と株」 やがてドルの正常化が来る−水
谷研治、スパイラル的な円安・株安の構造とゆくえ−斎藤満、「金融
行政」 大蔵省・失敗の構図−斎藤精一郎、官と民の境界があいま
いな日本−K・ウォルフレン、「日銀」 なんのための独立なのか−
紺谷典子、「国際金融システム」 新しい世界経済への視点−行天
豊雄、バブルを総懺悔して脱米の経済へ−飯田経夫。
第二部 「外資の脅威」 ニッポン金融村は外資に占拠されるのか−
安田隆二、「銀行のゆくえ」 邦銀を機能不全にしたリスクレス経営−
武者陵司、「証券大激変」 サバイバル競争の先の大いなる不安−
斎藤裕、「生保危機」 瀬戸際に立つ生命保険の信頼−湯谷昇羊、
「郵貯マネー」 郵貯は金融システムを崩壊させる麻薬だ−早瀬保
行、「限界にきた金融と財政のもたれ合い−宮脇淳、「土地・不動産」
土地本位制と含み益経営の末路−長谷川徳之輔、「金融システム
不安」 第三次金融危機は来るか−山田伸二。

「本書は、経済学者・エコノミスト・ジャーナリスト19人が、それぞれの
視点で、金融の抱える問題について論考を寄せたものである。その中
から、日本経済が再び活気を取り戻すための手がかりを読みとっても
らえれば幸いである」と書かれています。
今の不況が経済学の教科書の教える循環的な景気後退とは様相を
異にしていること、そして、それにあった処方箋が容易には見当たらな
いということについては、衆目の一致するところであると思いますが、
それでもどうすれば解決して行けるのか、諦めないで提案してくれて
います。
選り抜きの人達の分析・提案がコンパクトにまとめられている良書だと
感じました。

▲先頭へ
28.一問に百答 考える日本人考えない日本人  ★★  日下公人著
PHP研究所  1999年3月4日発行  大阪市立中央図書館

[目次] 第一章 経済危機は変化へのチャンス、第二章 日本人の
「歪み」意識を突破する、第三章 「お上頼り」の日本が変わる。

題名がユニークなんですね。「学校教育は一問一答で、しかもそれが
賢問賢答であるかのように教える」と著者さんは書いている通り、私も
そのように思ってしまうのですが、著者さんはすごく考えが柔軟なので
題名も百答なんですね。
ずばりと主張するところがすごくて、いつも感心してしまうのですが、
この本も言いにくいことも、しっかり述べてくれていて、それで主張が
けっこう明るくて、なにか明日に希望を持たせてくれる書き方が素敵な
んですね。日下さんが「高度情報化社会」で生き方を書いてくれてい
ますので、入力しておきます。
「第一に、多様な意見や解説が存在することを知らなければならない。
第二は、自分も自分なりの意見や解釈をつくってみなくてはいけない。
第三は、自ら現場を観察し、それから他人と討論して考察を深め、物
事の根本と枝葉を選別できるようにならねばならない。」と書かれてい
ました。
経済・ビジネス、文化・社会、政治・外交問題まで多岐にわたって、鋭
い視点から分析してくれていますし、「未来は思わぬ方向から風に乗
ってやってくる」と締め括っていたのが印象的なのでした。

▲先頭へ
29.転生と地球 価値観の転換へのメッセージ ★★  高木善之著
PHP研究所  1997年9月4日発行  大阪市立図書館共有

[目次] 第1楽章 私は死んだ /第2楽章 ベットにて /第3楽章
 記憶をたどる /第4楽章 新たな生き方 /未来に向けて。

著者さんは、交通事故に遭って臨死体験したそうです。それから生き
方が変わって、現在「美しい地球を子供たちに」と呼びかけ、地球環
境の深刻な実態を伝えるとともに様々な提言を続けているそうです。
船井幸雄氏が尊敬している人物の一人だそうですが、やはりただも
のではなさそうです。
臨死体験で、10年後にソビエトが崩壊し、20年後にアメリカが崩壊
し、40年後に世界が崩壊する未来を見たそうです。私達の残された
時間はあまりにも少ないように感じて、鬱になってしまいました。
未来社会のビジョン・実現へのステップについては、賛否両論あろう
かと思いますが、こういう問題について真剣に討論する時期が来て
しまったのだなあと思いながら読んでいたのでした。

▲先頭へ
30.定年力  多胡 輝著  ごま書房  1999年6月30日発行
大阪市立中央図書館

表紙に、「第二、第三の人生を力強く生きる<パワー>のつくり方/
定年力の最大のパワーは自然体にあり /定年力を向上させるへ
そまがり人生のすすめ /したたかな若さが定年力の源泉 /真の
定年力は、臆病を認めてはじめて身につくもの /定年によって失っ
たものは、捨てたと思え /肩書きがないからこそ爆発する定年力 
/定年後の夢への挑戦は、だれの指図もいらない。
なんにでも力を付ければ良いというものでもないような気がするので
すが、いかがなもんでしょうか?
この本は著者さんが以前書かれた「六十歳からの生き方」、「六十歳
からの決断」などの著作をまとめられたものだそうです。
40代の私が読んでいても、とても参考になることがたくさん出てきて
おりますので、老後に備えて読まれていいのではと感じました。

▲先頭へ
32.腐りゆく日本というシステム ★★  リチャード・カッツ著  
東洋経済新報社  1999年4月1日発行  大阪市立福島図書館

[目次] 第一部 日本経済の奇跡に何が起こったのか
     第二部 二つの日本
     第三部 成功と腐敗
     第四部 貿易市場の開放:経済改革の重砲兵隊
     第五部 進むべき道

かなり厳しい見方をしている書です。戦前の歴史にまでさかの
ぼって日本が抱える問題の本質に迫っています。
第一次オイルショックが起きた1973年を境に日本の政治経済
システムが成功の時代から失敗の時代に入ったと論じ(このあたり
はラビ・バトラ氏と同じなのですね)、そしてこの成功と失敗の両方を
もたらしたものは、戦前に形作られた戦時体制の名残ともいえる諸
制度および社会慣習であると指摘しています。1973年以降の政策
転換の遅れによって、非常に競争力のある輸出産業と競争から遮断
された国内セクター、すなわち効率と非効率が併存するという供給面
での二重構造が顕著となり、そのうえ、非効率な部門の拡大が致命
的な日本全体の生産性の低下を招いたと指摘しています。
特に、現在の日本の政策は構造改革というお題目を唱える一方で、
目先の経済成長率にこだわり、政策の方針が定まらず、単なる「切り
抜け作戦」に過ぎない中途半端な政策を繰り返し、日本経済はます
ます泥沼にはまり、最後には敗北を迎えることになろうと分析してい
るようです。そんなことはないと主張したいところですが、小渕内閣は
10兆円を越える補正予算を組んで、再び公共投資をするようなので
いよいよこの国の命運も尽きる時期が近づいてきたのかなあと思い
ながら淋しく読んでいたのでした。

▲先頭へ
33.ビンボー人の知恵袋 ★  近代文芸社編  
1997年11月10日発行  大阪市立図書館共有

[目次] 第1章 すぐできてすぐたまる? /第2章 ビンボー人の
ライフスタイル /第3章 技アリ! /第4章 ありがたや自然の
恵み /第5章 この道を行く。
近代文芸社編集部が募集した「ビンボー人の知恵袋」に応募された
52名の方々の貴重なノウハウを編集してある本です。
読んでいて、自分の生活にいかに多くの無駄遣いあるか思い知らさ
れました。妹の友人にすごい夫婦がいて、「ボーナスを貰ったら、洗
い桶を買おうよ!」ともめていたと聞いて、大変驚いていたのですが、
この本の内容はそれ以上のものがありました。とても明るくて素敵な
アドバイスがいっぱいありましたが、「病気をしないことが一番金儲け
である」という言葉がとても印象に残ったのでした。

▲先頭へ
34.風水 その環境共生の思想 ★  村田あが著  環境緑化新聞社
1996年7月25日発行  大阪市立中央図書館

[目次] 1.風水研究について /2.風水ブームの背景 /
     3.風水とは何か /4.風水のルーツ /5.風水の手法
     6.日本への流布とその後の展開 /7.理想風水の風景
     8.風水を取り入れた設計。
内容的には、建築のページが最適のような気がしましたが、風水思
想が中心なので社会科学のページに入力しました。
昨今の「風水ブーム」と呼ばれる現象に些か疑問を感じている著者
さんが、風水、そして風水と環境との関わりについて、講演会で話さ
れたことをまとめた本です。近年巷間に宣伝されている「風水」は、
新種の「占い」の一種と見なされる場合が多いが、本当は古代中国
に淵源を持つ思想であり、山並みから身近な住まいの環境に至るま
で、様々なスケールの環境を整備して住まいやすい環境を作ってい
くための手法、いわば長い年月をかけて培ったきた経験則を元にし
た環境アセスメントのひとつなのであると書かれています。

本来の環境に直接働きかける風水思想のあり方や、環境アセスメ
ントとしての役割を再認識して、風水というフィルターを通して身の回
りの自然環境を捉え直してみるという考察を展開してくれています。
ですから、風水的に見て優れていると思われる環境と建築の事例を
幾つか写真・イラスト入りで取り上げてくれているんですね。
最近、風水思想を尊重しながら設計されている優秀な建築家の作品
を思い出しながら読んでいたのでした。ところで、東京都庁の建物は
風水思想から見ると、やはりだめなようで、都民を無視して都庁だけ
が栄えるように建てられていると書かれておりました。

▲先頭へ
35.国からお金を取り戻す77の方法 ★  萩原博子著  青春出版社
1997年3月5日発行  大阪市立福島図書館

[目次] 序章 もう黙ってはいられない /1章 今こそ金融自由化
保険自由化の恩恵が受けられる! /2章 これ以上、国に貢がな
いために /3章 (補助金、免除制度)ここまで便乗できる /4章
制度名とはまったく違う、新発見の制度利用法 /5章 時代遅れ
の政策も利用できます! あの手この手 /しゃくし定規な(手続き
制度)の抜け穴策 /7章 お上の許認可にまつわる特典にニンマリ
大感謝 /8章 先行き見えないこのサービスはいまのうちに受けて
おこう /9章 最後の切り札、国民の基本的権利によるお助け法。

「国の無策のツケを回されないために、取られる一方の税金・社会保
険料をあの手この手でしっかり取り戻す方法を調査し、出版した」と
書かれております。著者さんは、優秀な経済ジャーナリストなのです
が、日本のファイナンシャル・プランナーとしても最も優れている方で
はないかと私は思っています。
ひもつきのコメントはしないし、この本の中でもしっかり良きアドバイス
をしてくれています。
「預金・保険から税金・ローン・相続、育児・OL・財形、健康・教育・
転職、住宅・老後、パート・年金・退職、マイホーム・中古マンション、
介護・高齢者・公的施設、借金・資金繰り」といった項目に分類して
解説してくれているので、とても読みやすいですし、参考になる事項
もたくさんあるのではと感じました。

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37.環境ホルモン入門 ★★  立花 隆著  新潮社
1998年7月15日発行  大阪市立中央図書館

[目次] 第一部 環境ホルモンは人類を滅ぼす /第二部 環境ホ
ルモンの基礎知識 /第1章 野生動物への影響 /第2章 ヒトへ
の影響 /第3章 環境ホルモンのメカニズム /第4章 環境ホル
モンの詳細 /第三部 環境ホルモンの真の怖さ。
インターネットで知り合った方のおすすめ本です。環境ホルモン問題
とは何なのかという基本的な知識を手っとり早くわかっていただくため
には手頃だと思うと書かれていた通り、シーア・コルボーン他「奪われ
し未来」(翔泳社)を読まれる前の最適本だと思います。
エピローグのところに、「地球環境問題、特に環境ホルモン問題にお
いては、私たちは被害者であり、加害者なのである。私たちの体内に
入る込む物質がどんな作用をし、それが未来世代にどうつながってい
るのかに積極的に注意を払わなければ、この問題は解決できないだ
ろう」と書かれていたのが印象的だったのでした。
なお、著者さんたちはインターネットで、環境ホルモン問題について
情報を発信してくれていたそうですが、検索しても出て来ないので、
立花隆氏の「現代」のHPに載っている「講演集」から、環境ホルモン
のところのアドレスを書いておきます。
http://www.iijnet.or.jp/wgendai/TACHIBANAO/KOUEN971101.html

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38.地球大予測 ★★  高木善之著  総合法令
1995年11月24日発行  大阪市立中央図書館

[目次] 第1楽章−地球の事実 地球環境の現実−確実に破滅に
向かっているこれだけのデータ /第2楽章 このままでは破局は避
けられない 限りなき成長社会の落とし穴 /第3楽章−根本原因
あなたの心の中にある破壊因子 /第4楽章−破局を回避するため
に これが地球を救う処方箋だ 第5楽章−価値観の転換 地球生
命体の再生へ、価値観の転換を。

カバーに、「今、地球規模の環境破壊が進んでいます。まさに<モア
・アンド・モア>が地球を滅ぼしつつあるのです。その実態は、すでに
かなり深刻な状況にあります。このままでは、確実に地球−の生命
体は死滅してしまいます。これは他の誰でもなく、私たち一人ひとり
に責任があります。今必要なのは、私たち一人ひとりのライフスタイル
を見直すことであり、私たちの価値観の転換をはかることです。
この地球で生きているのは、人間だけではありません。すべての生命
が助けあい、つながりあってのこの美しい地球があるのです。地球と
の調和、バランスを保つこと−私たちは地球すべてとつながっている
のです」と書かれておりました。

<本当の幸せとは>について真剣に考えさせられた本でした。
213ページからの「さあ、できることから始めよう!」では、「オゾン層
を食い止めるためにできること」、「地球温暖化を防ぐためにできること
−まず自動車利用を減らすこと」、「森林破壊を防ぐためにできること」
、「酸性雨を防ぐためにできることその他」についてすばらしい提案を
してくれていて、特に印象に残ったのでした。

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40.恥と無駄の超大国・日本 ★ 落合信彦著 ザ・マサダ
1998年1月26日発行  大阪市立中央図書館

[目次] 第1章 「国会・国会議員」−国民をシラケさせる無能と無
駄の集合体 /第2章 「お役所の無駄遣い」−日本のノーメンクラ
トォーラたちが血税を食いつぶし、この国を滅ぼす /
第3章 「制度」−時代に合わない制度、穴だらけの制度が官尊民
卑を助長し、国民の血税を浪費している /第4章 「日本人の旅
行」−恥が空を飛び、無駄が線路の上を走り回る /
第5章 「教育」−日本でビル・ゲイツが生まれないのはなぜか?/
第6章 「文化・マスメディア」−土建屋とデパートのための<文化>
が幅をきかせる国 /第7章 「スポーツ」−役人がスポーツをダメ
にする。
あの「スーパードライ」のCFの落合さんが書いている本です。
非常に怒り、嘆き、哀しみながら書かれたようで、何か心にジンと
きてしまいました。
「21世紀はそこまで来ている。しかし、このまま借金と恥にまみれ
たこの国を、次の世代にバトンタッチするのでは、あまりに無責任
だ。それでは彼らが可哀想過ぎる。世界で最も勤勉で誇り高い民
族であった日本人が、なぜここまで堕ちて、日本が恥の超大国と
なってしまったのか、その答を出すにはバブルの後遺症が深く残
っている今をおいてほかにない。」と著者さんは主張しています。
24の項目に分類して、それぞれ100点満点で、●恥指数、●無
駄指数、●有害指数で評価(もちろん、コメント入り)してくれていて
、これがとても面白かったのでした。

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41.図解怪しい広告完全攻略マニュアル ★  丸裏広告審査機構
同文書院  1999年5月6日発行  大阪市立中央図書館

表紙には、「アブないH系広告、トンデモ通販広告から悪徳金儲け
広告、トホホなお助け広告まで! ダマされて分かったホントのこ
と! 欲望渦巻くディープな世界を体験しました!!」と書かれて
いました。
[目次] 第1章 金貸し広告編 「どこからも借りられない人、すぐ
お電話下さい!」 /第2章 金儲け広告編 「リスクゼロの裏技
ビジネス、教えます」 /第3章 エッチ広告編 「究極の快楽!
素敵な女性があなたの思いのまま」 /第4章 お助け系広告編
「困りごと、どんなことでも解決します!」 /第5章 トンデモ通販
広告編 「120%満足保証! 当社でしか買えません」

図書館さんの分類では商業になっているのですが、社会のページ
に入力させていただきました。
このマニュアルでは、5つのカテゴリーに分類し、それぞれ豊富な
体験ルポを中心に怪しい広告の攻略法を紹介してくれています。
特に、「体験ルポには力を入れており、体当たり取材の結末は読
物としても楽しめるようになっている」と書かれている通り、すごく
これが面白かったのでした。
「騙された人、もしかしたら騙されるかもしれない人、騙されかかっ
ている人、すべての人に広告の奥深さを知る手だてになれば望外
の幸せである」と書かれていたのが印象的でした。

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42.誰も書けなかった生保の真実 ★★  大地一成著
KKベストブック  1998年5月29日発行  大阪市立中央図書館

表紙に、「株式指数方式でみる実力ランキング!! 不透明な
生命各社の内実が手に取るようにわかる! 保険契約者から
生保外交員、損保代理店まで必読の書」と書かれておりました。

[目次] 第一章 業界競争の最前線で今、何が起きているか/
第二章 契約者に教えない生命保険の秘密 /第三章 指数が
抉り出す生保各社の全体力。

「よくぞ書いてくださいました」というのが、私の感想です。
最近の日本の状況を見ていると、臭いものにはとりあえず蓋をし
ておけば、後は野となれ山となれという風潮が蔓延していて、と
ことんこの国はアカンタレになってきていると感じます。
どう考えても、算数では一足す一は二なのですが、この国のお
偉い方にはそうではないようなのですね!?

でも、この本では、はっきりとそうではないことを解説してくれて
います。また、私が更新時期を迎えている<定期付き終身保
険>のカラクリや、<セールスが教えない生命保険7つのチェッ
クポイント>など、大変役に立つ事柄も載せてくれています。
銀行が破綻して、次がゼネコンと生保で、郵貯封鎖、国債紙切
れと続く流れが変えることが出来そうもないなあと思いながら、
寂しく読んでいたのでした。

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44.新世紀への構造改革  榊原英資著  読売新聞社
1997年11月19日発行  大阪市立図書館共有

[目次] 第1章 進歩主義を超えて /第2章 西洋中心史観
の見直し /第3章 アジアと日本 /第4章 西欧近代と日本
/第5章 アジアと日本の「近代化」 /第6章 冷戦構造とア
メリカニズム /第7章 冷戦の終結、新たな展開 /第8章
サイバー・ワールドの仮想現実 /第9章 日本型経済システ
ムとグローバリゼーション /第10章 新世紀への構造改革
の基本的視点 /第11章 金融ビッグバン /第12章 土建
国家から環境国家へ /第13章 行政法を含むすべての基本
法の見直しを /第14章 エピローグ。

前半の七章は、「現在の日本を歴史的に位置づける筆者なりの
整理を行い、碩学の専門家たちの歴史分析・経済史分析をまと
めた」ものです。後半の部分は、「分析を現実の政策問題に近づ
け、政策を考える時の基本的視点を提示してみた。」と書かれて
いました。
私には、著者の主張がよくわからなかったのですが、ミスター円
と呼ばれただけの勉強と努力のあとが感じられた本です。
また、あまりにも範囲が広すぎたせいか、中途半端な形で終わ
ってしまい、著者さんの予測とか提案の部分が少し弱いように
感じてしまったのが、とても残念なのでした。

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45.金融危機からの脱出 ★★  リチャード・クー著  PHP研究所
1998年3月26日発行  大阪市立図書館共有

[目次] 第一章 金融不安解消への処方箋 /第二章 財政
出動が日本の活路 /第三章 日本の円安が生んだアジアの
失速 /第四章 円高でプラスに転じる世界経済 /第五章
税金改正でビックバンを生かせ /第六章 自由度のない官僚
社会からの脱却。

野村総合研究所主席研究員である著者さんのことについては
、皆さんTVでよくご存知だと思います。私はクーさんが大好
きなんです。、表現がとてもストレートなんですね。アメリカの手
先だと言われたりしていますが、わからない事は言わないとい
う姿勢が見えるのがとても好感が持てた理由なのでした。

「沈みゆく日本経済をどう救うか」が副題です。この本は、「この
一年間(97年度を指している)日本経済がどこで道を間違え、
どこで転んで傷を深くしてしまったかをチェックする一方、これか
ら先にどのような落とし穴が待ちうけているかを指摘しようとし
たもの」だそうです。
この本のなかで、非常に感心したのは、財政政策についての
分析でした。「財政政策は必ず効きます。財政政策では、政府
自らお金を使います。政府がお金を使った時点で、次の人の
所得は発生しているのです。ここが金融政策との違いなのです
。」と書かれていた箇所なのでした。
これからもいろんな方の著作を読んで、少しでも経済について
勉強できたらと思いながら読んでいたのでした。

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46.土壇場の経済学  青木雄二&宮崎学共著  南風社
1998年8月10日発行  大阪市立図書館共有

[目次] 第一章 仕組まれた借金地獄 /第二章 実録・金
貸しとの攻防 /第三章 金に試される人間たち /第四章
資産形成の幻想から目覚めよ /第五章 大倒産時代をどう
乗り切るか。

裏表紙に、「リストラ、倒産、自己破産、自殺者急増・・・・いっ
たい日本はどうなっとるのや?! <ナニワのマルクス>青木
雄二、<突破者>宮崎学。裏の裏まで知り尽くした達人二人
が、社会の仕組み、金のからくりを徹底解剖。金貸しのカモに
ならず、会社の奴隷にならず、タフにしたたかに生き抜く術を、
過激に具体的に伝授する。豊富な実例を引きながら、思わず
笑える痛快な金貸しとの攻防、破綻寸前の住宅ローンをめぐる
起死回生策、さらには資産をどう形成するか・・・・ 国も会社も
アテにできないこの時代、家族と自分を守り抜くために必読の
世紀末新バイブル。」と書かれております。

読んでいると、生真面目な私にはとてもついて行けない内容な
のですが、これが資本主義の隠れた一面なのですから、少しは
勉強したほうがいいとは思うのですが....。
第二章の「実録・金貸しとの攻防」のところは非常に面白い?話
が満載ですので、興味のある方はぜひ借りてみて下さいませ!

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47.経済の論点2000 ★  ダイヤモンド社  
1999年7月29日発行  大阪市立中央図書館

[目次] 
<経済政策を問う>
バブル崩壊後、四度目のチャンスを逃がすな (植草一秀)
甘い期待を捨てて、厳冬に立ち向かう覚悟を (斎藤精一郎)
2000年までゼロ成長が続く (ラッセル・ジョーンズ)
<日本経済 復活の条件>
未知の領域に挑戦する勇気を (樋口廣太郎)
生活直結産業よ、自己改革せよ (島田晴雄)
縮むプロセスの中で新しいものを生み出せ (高橋乗宣)
新しい日本に向けて四つの改革の芽を育てよ (竹中平蔵)
<金融は再生できるか>
金融機関の変革と再編はこれからが本番 (岩田規久男)
<どうする財政危機>
借金地獄から抜け出すたった一つの方法 (水谷研治)
<企業家精神>
スピードとフェアと創造型人間が日本経済には必要だ (澤田秀雄)
<経営と雇用のこれから>
市場経済化はサラリーマンをこう変える (竹内 宏)
<技術立国の真価>
モノ作りだけが日本の明日を決める (唐津 一)
<資本主義の危機>
市場の力を利用しつつ制御せよ (佐和隆光)
<グローバル・マネー経済>
開かれた社会と日本 (ジョージ・ソロス)

「成長か衰退か、岐路に立つ日本経済 経済学者、経営者、エコノ
ミストが問う 日本再生への条件とは−」が副題です。

そうそうたるメンバーが日本経済の現状分析と提言をしてくれている
本です。全体的にはとても暗くて困ってしまうのですが、樋口廣太郎
氏や澤田秀雄氏、唐津 一氏、ジョージ・ソロス氏たちは明るい展望
に向け、述べてくれていたのでした。

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48.生保危機の真実 ★★  湯谷昇羊著  ダイヤモンド社
1999年7月15日発行  大阪市立中央図書館

[目次] 1章 今、揺らぐ生保経営 /2章 生保ビッグバン /
3章 ソルベンシーマージン /4章 生保の破綻で何が起きるか/
5章 エジソン生保の真相と東邦生命の破綻 /6章 保険の営業
はこれでよいか /7章 太陽・大同の提携と生保の株式会社化/
8章 あぶない生保はどこか /9章 危機を乗りきるために /
10章 半歩先ゆく経営を。

カバーに、「あぶない生保はどこだ! 核心を突く取材と、緻密なデ
ータ分析で明らかにされる生保業界<危機>の深層」と書かれてお
りました。
著者さんは、「週刊ダイヤモンド」副編集長・金融担当デスクで生保
を担当されているのですね。だから詳しいはずなのです。92年から
「週刊ダイヤモンド」誌上でダイヤモンド方式のソルベンシーマージン
比率を算出しているのも、もちろん彼なのです。

この本では、世界でも例を見ない二%という逆ざや幅がいかにひど
いものかについてや、危機を乗りきるためには、「放置して保険契約
者保護機構の世話になる形にして、公的資金を入れる方法」と「逆
ざやを少なくするために、既契約の予定利率を引き下げるという方法
」しかなく、著者さんは後者をとるべきだと考えています。

株式会社化して、公的資金を入れる方法など、いろいろあるようです
が、どっちにしても国民の税金で救済するしか残された道はないとい
うのが結論のようでした。
何でもありの延命政策はもうやめてもらって、国民にお金のあるうち
に、生保問題解決に向け、早く公的資金を導入して欲しいと強く感じ
たのでした。

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49.究極のしあわせ ★  高木善之著  サンマーク出版
1998年8月1日発行  大阪市立中央図書館

[目次] 第1章 しあわせな人生をどう考えるか /第2章 人間
関係は非対立がいい /第3章 どんな環境がしあわせなのか /
第4章 誰もがしあわせになる生き方。

副題は、「よりよい生き方に導くもう一つのモノサシ」です。
私は、修羅場を生き延びてこられた方は尊敬することにしています。
著者さんについては、いろんな悪評が流れているようですが、まっす
ぐに生きておられていて、すごく好感が持てるのですね。
さて、参考になった箇所がありますので、書いておきます。

●人の心をつかみ、人の心を動かす九のポイント
 1.比較しない(比較するにはモノサシ<判断基準>が必要になる
 2.争わない(抗議や要求は一種の攻撃だから、必ず反撃が返って
   くる)
 3.相手を責めない(人を責めると必ず自分に返ってくる)
 4.腹を立てない
 5.まず自分から変わる(自分が変わることで人が気づき、まわりが
   変わることで世界が変わる
 6.ミスの指摘は最小限に(ミスは起きないことが大切で、指摘する
   ことではないから)
 7.質問には即答しない(質問は共に考えるきっかけである)
 8.話すより聞く(聞く耳をもたない人間は信頼も尊敬もされない)
 9.任せる(任せると人は能力を発揮する。ただし、任せても責任は
   とるべき)
●ヨーロッパのゴミ資源対策の<4R>という原則
 REFUSE (リフューズ)=やめる
 REDUCE (リデュース)=減らす
 REUSE  (リユース)=再使用する
 RECYCLE(リサイクル)=再生する

「あなたもしあわせを実現する仲間になりませんか。生命、安全、健
康、未来、環境を重視する市民−グリーンコンシューマになりません
か」という問いかけが私の心にズシンと響いてきたのでした。

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50.円資産消滅 ★  松村謙三著  第二海援隊
1998年10月6日発行  大阪市立図書館共有

[目次] 第1章 欧州の巨大銀行は、日本国債に「死亡保険」を掛
けた! /第2章 円の貨幣価値は暴落する! /第3章 統一ユ
ーロは破綻する /第4章 「トラベラーズショック!」銀行の貸し出
し停止が始まる! /第5章 NYダウは暴落するのか? /
第6章 日本人は、ミューチュアル・ファンドで大損する。

副題が、「世界はYENに見切りをつけはじめた。そして1ドル=250
円時代がやってくる!」です。また、カバーには、「ついに<日本売り
>がはじまった! 統一通貨ユーロは破綻し、NYダウは二、三年
以内に暴落する。そしてトラベラーズ・グループ合併劇の重要人物
サンフォード・ワイルとは何者か? 危機意識の薄い日本人の資産
感覚に、元外資系トップトレーダーが国際標準の風を吹き入れる。」
と書かれておりました。

のっけから、「円資産がタイタニック号とともに沈んでいく」と書かれて
いたので、反発を感じながら読んでいたのですが、けっこう鋭いので
すね。1998年4月に改正された日銀法32条が削除されたことなど
私はよく知りませんでした。これは、「紙幣の発行保証制度」「最高
発行額制限制度」の撤廃なんですね。ですから、日銀は事実上、無
制限に紙幣を増刷できる体制を整えているのだそうです。

また、「金をインフレヘッジに持つことは時代錯誤」とも書かれていま
す。私もどちらかというとそう思うのです。人類6000年?の歴史の
なかで、金の値打ちが下がった事はないのだそうです。ですから、
なにか予測不能の事態が迫っているのかもしれません。
著者さんは、「NYダウが暴落する時、円は急落する」と予測している
のですね。体力のある国は暴落の後一番早く立ち直るのだから、ニ
ューヨーク株式市場が暴落してもドルは下がらないとの見解は、説得
力があったのでした。

同じ海援隊のドン、浅井 隆氏の予測とはまた、少し違った分析や
予測がすごく新鮮で、読んで良かったと強く感じたのでした。

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