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社会科学[5](経済・社会・環境)

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[目次]
111.ジャパンズ・ルネサンス (霍見芳浩著)
112.IT革命にどう生き残るのか (杉山育央著)
113.ソフト・パワー経済 (竹中平蔵著)
114.勝ち残りの「生き方」 (落合信彦著)
115.これからの「勝ち組」「負け組」 (落合信彦著)
116.哲学が変わった! (邱永漢著)
117.進むべき道 (堺屋太一・浜田宏一共著)
118.別冊法学セミナーNo.126 基本法コンメンタール/
    マンション法
 (日本評論社)
119.マンション法の解説 (マンション法教育指導研究会著)
120.負けながら勝ってしまう日本 (増田俊男著)
121.45歳からの保険の本 (奥宮雄志著)
122.ラビ・バトラ 新世紀の大逆転 (ペマ・ギャルポ、藤原
    直哉監訳)
123.破壊と創造のサイバー資本主義 (増田俊男著)
124.日本経済 これから2年が正念場 (高橋乗宣著)
125.第四の国難 (前野 徹著)
126.はみ出し銀行マンのお金の悩み相談室 ホンネ回答編
    (横田濱夫著)
127.パソコンで仕事が10倍おもしろくなる! (佐々木康之著)

(順に本名・著者・出版社・発行日・蔵書先 なお、敬称は略させていただきます)
評価は無印から★★★まで4段階、★2つ以上が借り得本です。
111.ジャパンズ・ルネサンス ★★  霍見芳浩著  講談社
2000年2月2日発行  大阪市立中央図書館

[目次] プロローグ 日本を外から見ると /第1章 日の丸経済の崩壊 /第2章 
日本の新しい資本主義 /第3章 日本のジャーナリズムが消えている /第4章
日本的国権思想と裏社会 /第5章 明治資本主義の光と影 /第6章 日本型資
本主義再生の鍵 /日米関係の歴史サイクル /第8章 二一世紀型企業戦略/
第9章 真のリストラ、嘘のリストラ /第10章 Eライフが日本を救う /エピローグ
二一世紀のジャパニーズ・ドリーム。

紹介文に、「21世紀のグローバル時代には、各国の政治、経済、社会そして安全保
障を司る資本、技術そして情報の三大要素が、インターネット網によって光速で世界
を駆け巡る。国はもとより会社も個人も、21世紀に落伍しないためには何をなすべき
か?残念ながら、日本の政治、経済、社会は閉塞し(日本病)、グローバルネット時
代の後進国に転落しつつある。本書は、日本のルネサンスのために、国、会社そし
て個人の日本病克服の処方箋を具体的に提案している。」と書かれておりました。

政治サイクルが急速に大政翼賛体制による反民主風潮を深め、国家資本主義は情
実・談合型へと堕落し破滅への道を歩んでしまった1935年といまの日本、そして日
米関係悪化は酷似しているし、いまの国内政治と経済の腐敗は六十年前と同じで
あると主張する著者さんが、広範囲にわたって鋭く分析してくれている良書です。

「ジャパニーズ・ドリームの実現には、第四次民権運動が必要である。このためには
政党、官庁、学校、医療機関、自営業、芸術、娯楽、マスメディア、趣味、すべての
集団の一人一人が、独立自尊、民尊官卑、個育てそして弱い者への思いやりの社
会正義を実践するほかはない。」との結びの言葉がとても印象的でした。
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112.IT革命にどう生き残るか ★★  杉山育央著 電波新聞社
2000年12月15日発行  大阪府立中之島図書館

[目次] IT革命:従来の商習慣、経営戦略を根底からくつがえすブレークスルー /
IT革命の生き残り条件:俊敏経営 /俊敏経営をいかに実践するか /IT革命の勝
ち組に入るには /これからの情報戦略をどうするか /IT事例集。

カバーに、「本書は、『俊敏経営』実践のために、著者が実際に多くのITシステム導
入現場に立ち会ったコンサルタントとしての実践的な立場から、“IT技術”活用のさ
まざままノウハウを披露。従来の商習慣、経営戦略を根底から破壊する『IT革命』に
乗り遅れないで、勝ち組になるために必要な『俊敏経営』実現の道筋を、多数のイラ
スト・図表を駆使して平易に解説。」と書かれておりました。

オウム真理教のコンピュータ・ソフト会社からの情報流出事件の教訓は、セキュリテ
ィは弱い所から破られるということだそうでありまして、これからはソフトベンダーとの
契約書に必ず下請けに出す際、事前に発注者の了解を得るという条項を入れること
なのだそうですね。そして、この本では秘密鍵と公開鍵の違いをとても解りやすく解
説してくれています。
また、中小企業のコンサルテーションとシステム導入インテグレーションが本業の著
者さんが、トップマネジメントの説得の資料として使ってもらおうと執筆された本だけ
あって非常に勉強になりました。
でも、知らない専門用語[OLAP(Online Analytical Processing),ナレッジマネー
ジメント(Knowledge Management)など]が、いっぱい出てきて困ってしまったので
した。

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113.ソフト・パワー経済 ★★  竹中平蔵著  PHP研究所
1999年12月8日発行  大阪市立図書館共有

[目次] プロローグ 日本再生への正念場 /第1部 「二一世紀型」への下地づ
くり−第1章 魅力ある日本経済の創造 /第2章 「信用の危機」からの脱出 /
第3章 競争的金融市場への転換 /第4章 フロンティア型税制の創生 /第5
章 新しいセイフティ・ネットの構築 /第6章 ソフト・パワー時代のインフラ整備/
第2部 ソフト・パワー経済に挑む−第7章 アメリカ経済・再活性化のメカニズム/
第8章 IT革命と二一世紀型経済 /第9章 「スピード」による優勝劣敗 /第10
章 競争と自己責任の時代 /第11章 ソフト・パワー立国へ。

紹介文に、「デジタル情報革命で栄えるための体質改善への処方箋。世界中の
『人・モノ・金』が集まる魅力ある日本を創る。」と書かれておりました。
この本は、1999年の4月から6月まで、NHK教育テレビの『人間講座』という番組で
、12回にわたって放送された日本経済に関する連続講義(21世紀型民富論)」の
テキストに加筆・修正されたものだそうです。

最近、一皮向けて非常に魅力的になったと感じている著者さんが、二一世紀に日
本経済が再生するにはどうすればいいのかについて、しっかり分析・提案してくれ
ています。著者さんによれば、日本経済が復活するには、「コンフィデンス・クライシ
ス」の解消、一般企業にも適用される「国際会計基準」、「2001年から始まる中央
省庁再編」といった三つの課題があると言うのですね。

そして、21世紀型の、もっとも望ましいセイフティ・ネットの仕組みとして、教育バウ
チャーを紹介してくれています。どうしても勉強したくなって、学校に通うために3回も
転職してしまった私としては、こういう制度はぜひ実現して欲しいと心から願ってい
ます。
今の日本経済の問題点を洗い出しながら、その先にある日本経済の姿を前向きに
描いてくれている良書ですので、ぜひ借りてみてくださいませ!

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114.勝ち残りの「生き方」 ★★  落合信彦著  ザ・マサダ
1999年1月28日発行  大阪市立中央図書館

[目次] 第1章 これからの家、これからの居住空間−「新・ホームレス主義」で付
加価値のある居住空間にこだわれ!/第2章 「大化け」を呼ぶ時間活用法−「効
率」だけでは三流、「スピード」だけでは二流 /第3章 情報はナマでなければ価
値がない−「情報力」を高めたいなら「センサー」と「フィルター」を磨け! /第4章
成功をアシストする英語術−英語を武器にするための五つのコツ。

紹介文に、「土砂降りの時代。24時間を50時間にも100時間にもできる者だけが勝
つ。」と書かれておりました。

「『サラリーマン』でなくなっても『サラリーマン的生活』をしていてはダメなのだ。
では、どう改めるべきなのか? それが本書のテーマである。本著は『家・居住空
間』『時間』『情報』『英語』の四つの徹底活用法から成るが、この四つに絞り込ん
だのは、多くのサラリーマンにとって、これらが『アキレス腱』になっているからだ。
大リストラ時代には、まず、自分自身を再構築せねばならないのだ。」と著者さん
は主張しています。

また、「第4章 成功をアシストする英語術」では、「ローマ字読みの発想をやめる」、
「ベストは『耳学問』プラス『絵学問』」、「『ボキャブラリー』プラス・アルファを狙
え!」、「英語でバイブルを読むとてつもないメリット」などをアドバイスしてくれてい
ます。

巻末には、「学生」、「二十代」、「三十代」、「四十代」、「五十代」、「『人』に強
くなる『10の常識』、「『人』に強くなる『10のコツ』」に分類された新・コモンセンス
も収録されていて、いたれりつくせりの本でした。

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115.これからの「勝ち組」「負け組」 ★  落合信彦著  ザ・マサダ
1998年9月17日発行  大阪市立図書館共有

[目次] 第一章 若者の失業率が二十%を超える日 /第二章 二十一世紀の
「勝ち組」と「負け組」 /第三章 出る杭になれ−個人技の時代 /第四章 野心
が人を育てる /第五章 独立を達成するための20のヒント。

「はじめに」に、「本書は『成功への手引き』ではない。成功への道は山あり、谷あり
のイバラの道だ。近道もなければマニュアル本も存在しない。本書はあくまでも『さ
らば、大樹』を志す人たちへの、確実に成功するためのサジェスチョンである。自分
自身が置かれた状況に合わせて咀嚼し、実際の行動に結びつけてほしい。」と書か
れておりました。

副題が、「逆風の時代に成功する条件」です。この本は、「危機の“機”は“チャンス
”でもある。危機のスケールが大きければ大きいほど、チャンスもでかい。“大チャ
ンスの時代”と受け止めればいいのだ。」と主張する著者さんが、成功を勝ち取るま
でに必要な条件を、自分自身の経験を踏まえながら、様々な角度から考え、列挙
してくれています。
「十年後、あなたの会社は存在するか?」のコーナーでは、業種別に分析したり、
「二十一世紀の『勝ち組』と『負け組』」の章では、人材を<AAA>から<b>まで
に分類して解説したり、また、著者さんが考える「履歴書の作り方」のサンプルを
3つ掲載してくれています。

成功するには、「人より少し長く働き、人より少し早く歩き、人より少し汗を多く流し、
人より少し頭を使い、人より少し大事に時間を使うのだ。」との主張に、頭が痛くなっ
てしまった本でした。

なお、この本の中で、著者さんは六つの「これからの新常識」を列記してくれていま
すので、引用させていただきました。
1.「不公平」が当たり前になる(悪平等主義の排除)
2.「頭がイイ」ではなく「頭を使える」ことが重要になる
3.定時、定期昇給、定期昇進、定年など「定」の字がなくなる
4.リスク=チャンスという発想が求められる
5.ウリのない者は顔のない者と見なされる
6.若いことが有利ではなくなる

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116.哲学が変わった! ★  邱永漢著  PHP研究所
2000年9月18日発行  大阪市立中央図書館

[目次] 第一章 日本のピンチは何かの間違い−外国から見れば日本はいまでも
世界一の金持ち国だ /第二章 サービス王国・日本の復活−総理が率先して夜
の町を賑やかにすれば景気は戻る /第三章 お金が七難かくす外交下手−「金
持ち国家」日本の評価はそのお金の使い方で決る /第四章 職人気質の輸出国
になれ−すべての工場が海外に移っても日本はメシが食える /第五章 マイナス
成長を気にするな−いま必要なのは悲観するより頭を切り替えることだ /第六章
物離れ、金離れ、日本人離れ−過去の常識を捨てポスト・バブルを上手に生きよう

副題が、「物離れ、金離れ、日本人離れ」です。毎月のように日本、台湾、香港、中
国大陸を定期的に移動し、それぞれの地域の変化やそれに対応する企業や個人
の動きを観察している著者さんならではの本です。
この本の中で、著者さんは、「バブルのあとの十年間に、日本人はもはや物にとら
われなくなったし、お金にもさして心を動かされないようになった。十年の試練期を
経て、日本人は『世界の中の日本人』になる段階に入った。」と言ってくれていて、
とても嬉しくなったのでした。

また、「私は日本人の完璧主義とサービス精神が基本にあって、職人気質が生産
の過程で存分に発揮されたのが日本製品だと思っている。日本の最大にして最強
の輸出品は職人気質なのである。だから、生産設備とパーツの輸出だけで、ちゃん
と黒字になるのだから、メシの食えなくなる心配はないのである。」と分析してくれ
ています。

最近少しボケられたのかなあと心配していたのですが、非常にバランスのとれた見
地から、前向きに明るく提言してくれている良書でした(驚くことなかれ、著者さんは
1924年生まれなので、77歳になられるそうです!)。
なお、この本は、「幸せな日本人」と題して「Voice」誌に1999年5月号から2000年
8月号まで六回にわたって、日本の現状と日本人が次に目標とすべき生き方に就
いて執筆、掲載されたものだそうです。

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117.進むべき道 ★  堺屋太一・浜田宏一共著  PHP研究所
2001年2月23日発行  大阪府立中之島図書館

[目次] 序章 日米それぞれの視点で /第一章 日米逆転の十年間 /第二章
フロンティア・スピリットと集団主義 /第三章 大学と青年 /第四章 地域構造
と情報発信 /第五章 都市の暮し・法治の姿 /第六章 日米財政の経験と見
直し /第七章 日本の消費を拡大するには /第八章 新世紀を考える二つの要
点−石油と知価。

副題が、「日本は楽しくなれる」です。
エール大学教授の浜田宏一さんと堺屋太一さんが、3カ月にわたる対談の中で、
「90年代の十年間の日米両国の経済社会の動きを対照的に語り合うことで、日本
経済の現実と将来の「進むべき道」を見つけ出そうという試みに挑戦してくれていま
す。堺屋さんが、1985年に言い出した「知価社会」という言葉の定義は「知恵の値
打ち(知価)が経済成長と企業社会(資本蓄積)の主要な源泉となる社会」というこ
となのだそうですが、「価値も組織も流動化するので、各人がしっかりとした考え方
、組織や肩書を離れても満足を得られる能力と自己基準、いわば『自我』を持たね
ばならない」と力説してくれています。

また、日本はどうしてこうも東京集中なのか不思議でしょうがなかったのですが、こ
の本を読んでいると、その理由が「官僚が東京一極集中させるために大変なコスト
をかけて、寄り集めた結果」のようなのですね。それも昭和16年から延々と行われ
ていたのですから、非常に驚いてしまいました。

「まず、景気を自律的回復の軌道に乗せ、同時に構造改革を推進し、日本経済を
知価社会へと導く、それがこの国に楽しみと誇りと増やし、消費を拡大、財政を再建
する道なのです。」と相変わらず主張されていたのが、少し残念だった本でした。

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118.別冊法学セミナーNo.126 基本法コンメンタール/マンション法
★★  水本 浩・遠藤 浩・丸山英気編  日本評論社  
1994年3月25日発行  大阪市立中央図書館

[目次] マンション法(建物区分所有法)序説 /建物の区分所有等に関する法律
−第一章 建物の区分所有 /第二章 団地 /第三章 罰則 /附則。

「序」に、「本書は、平成三年十月四日に旧来の借地・借家関係法(建物保護ニ関
スル法律・借地法)が借地借家法という名の総合法として一本化されたので、この
借地・借家関係法と建物区分所有法のそれぞれのコンメンタールを分離し、前者を
『新借地借家法』の名称で刊行し(1993年8月)、そして後者をここに『マンション法
(建物区分所有法)』の名称で刊行することにしたものである。」と書かれておりまし
た。
区分所有建物はマンションのみに限られるのではないのですね。オフィスビル、店
舗その他一つの建物が区分されて、区分部分にそれぞれ独立の所有権を認められ
ている形態の建物にはすべて、建物区分所有法−正確に言えば『建物ノ区分所有
等ニ関スル法律』が適用されると知って驚きました。

「民法は一般に、個人中心(法人も一個の権利主体)の構成となっていて、集合的
法律関係の処理に力をそそいでいない。この観点から眺めると、集合住宅の基本
的規律を定めている建物区分所有法の内容は極めて不十分なものがある。これか
らますます普及化していく都市型集合住宅の典型としてのマンションについては、
共用部分の修繕、建替え、管理、駐車場問題、ペット問題、住み方のルール形成、
合意の形成、違反者に対する処置その他難問題が山積みしてきているのに、建物
区分所有法の対応は極めて貧弱であり、実効性に乏しいものがある。」と書かれて
おり、このため、今回の大改正につながったのでしょうか。

せっかく勉強しようと思って借りてきたのですが、難しすぎてチンプンカンプンで、手
におえないので、途中で挫折の巻に終わってしまった本でした。

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119.マンション法の解説 ★★  マンション法教育指導研究会著
一橋出版  1989年8月20日発行  大阪市立中央図書館

[目次] 第一章 建物の区分所有 第一節 総則 第二節 共用部分等 第三節
敷地利用権 第四節 管理者 第五節 規約および集会 第六節 管理組合法人
第七節 義務違反者に対する措置 第八節 復旧および建替え /第二章 団地
/第三章 罰則。

紹介文に、「本書は区分所有法の各条文に規定されている内容を初学者でも理解
できるように書かれた入門書です。理解しやすいように、必要に応じて『用語解説』
を、そして条文ごとに『資料』を付けました。」と書かれておりました。

梅田にある大型書店に行って、この本を探したのですが見当たらないので、借りて
きました。12月に初めて実施される国家試験・マンション管理士試験を受けてもい
いなあと思っているので読み始めたのですが、如何せん専門外の分野というのは
手におえないのでありまして、睡眠薬代わりとなってしまった本でした。
なお、この本は古いので、同じ出版社から「マンション法の解説 新訂版」(熊田裕
之著、1997年12月1日発行)が出ているそうです。

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120.負けながら勝ってしまう日本 ★  増田俊男著  PHP研究所
2000年8月15日発行  大阪市立図書館共有

[目次] 第1章 「ボトムの日本」はもう終わる /第2章 IT革命・本当のインパクト
/第3章 いよいよ崩落するアメリカ /第4章 日本が引っ張る新しい世界へ /
第5章 世界を繁栄に導く「ギブ戦略」

紹介文に、「好況への材料、目白押し!『アメリカ一極時代』の終焉、精神資本主
義時代の青写真を描く」と書かれておりました。

副題は、「『資本の論理』が繁栄を導く」です。著者さんの本は、当たりハズレの差
が大きいようでありまして、この本は残念ながらハズレのように感じたのですが。
さて、この本では、著者さんは、「アメリカをリーダーとした物質資本主義の時代か
ら、日本がリードする精神資本主義の時代に移るのだ」と主張しています。そういう
方向性は理解できるのですが、著者さんの考えておられるような形ではなく、船井
幸雄氏が描かれているような世界になるのではと感じました。

また、「iモードが出てきたことで、日本のIT産業は、すでにアメリカを射程圏内に
入れた」とも書かれていたのですが、この意見にも疑問を呈さざるを得なかったの
でした。

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121.45歳からの保険の本 ★★  奥宮雄志著  講談社
1998年5月15日発行  大阪市立福島図書館

[目次] 序章 生命保険の危ない「勘違い」 /第一章 いま保険料をいくら払って
いるのか /第二章 必要な保障額をどう計算すればいいか /第三章 保険の
種類と特徴について考え直す /第四章 解約すべきか否か、それが問題だ /
第五章 保険見直しのポイントはここだ /第六章 ぞくぞく登場、新型保険の活
用法。

カバーに、「45〜50歳は生命保険を見直す最後のチャンス! 勘違いしたままだと
数百万円もムダになる。読んで得する中高年限定・保険リニューアル法。」と書か
れておりました。

「この本ではケーススタディを随所に挿入しながら、みなさんといっしょに生命保険
の見直し方を考えていきます。まずは、タンスの奥にしまいこんだ保険証券を取り
出してみてください。みなさんはいつ、どんな保険に加入したのでしょうか。そして、
その契約では、どの程度までの保障がされているのでしょうか。今後、子どもたち
の成長を見とどけ、さらに仕事を引退してなお過不足なく生活していくために、なに
が必要なのか。そこを自分の目で確かめ、自分の考えで見直していくことが、もっと
も大切なことではないでしょうか。」と著者さんは主張されているのですが、その通
りなんですね。他の保険本とは一味違った観点から、非常にバランスのとれた感覚
で執筆し、親身になって役立つアドバイスをしてくれています。

この本の中で、「生命保険の見直しの4つのポイント」を紹介してくれていましたので
、引用させていただきました。
1.加入している保険の内容を理解する
2.問題点を明確にする
3.加入目的を考える
4.準備済みの資金を考慮する

「生涯にかける保険料の総額が莫大な金額になること、それは本当に必要な保障
にだけ支払うべき代価であること、そして、四十代から五十代にかけてのいま、保
険の見直しに失敗すると、とんでもない損失を被ることなど、いずれも人生設計に
かかわる大問題だということがおわかりいただけたと思います。」との結びの言葉
が素敵だった良書でした。

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122.ラビ・バトラ 新世紀の大逆転 ★★  ペマ・ギャルボ・藤原直哉
監訳  さんが出版  2000年3月10日発行  大阪市立中央図書館

[目次] 序章 いよいよ世界が大きく変わる /第一章 世界史上最大のバブルが
崩壊するとき /第二章 新世紀の夜明けは日本から始まる /第三章 NY株は
爆発的に暴落する(聞き手)藤原直哉 /第四章 今こそ逆転のチャンスだ(聞き
手)ペマ・ギャルポ /第五章 社会予測は、この根拠がもたらした /追録1.ラビ・
バトラの予測を裏付けるもの 藤原直哉 /追録2.ラビ・バトラの生きる技術に学ぶ
ペマ・ギャルポ。

カバーに、「米国のバブル経済は近いうちに必ず爆発的に崩壊する。問題はそれが
『崩壊するかしないか』ということではなく、それが『いつ崩壊するか』ということ
だ。」と書かれておりました。

著者さんは、たくさんの話題書を執筆されておられるのですが、久しぶりに感銘を
受けた本でした。著者さんが提唱するプラウト(世界から貧困をなくし、誰もが平等
に富を分かち合う経済民主主義)が一日も早く実現することを願いながら、「米国の
バブル経済はいつ崩壊するのか」、「日本がいま一番やらなければならないこと」な
どについて分析・提案してくれています。

「世界は崩壊の危機に瀕している。いま、日本よ、立ち上がれ。日出ずる国の威信
を取り戻すのだ。逆境にあえぐ家族を助け出すのだ。」とのメッセージが、ずしりと
心に響いてきた素晴らしい本でした。

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123.破壊と創造のサイバー資本主義 ★  増田俊男著
太陽企画出版  2000年6月26日発行  大阪市立中央図書館

[目次] 第1章 サイバー資本主義の時代が始まった /第2章 新経済システム
が生む勝者と敗者 /第3章 サイバー経済の恐るべき破壊のシステム /
第4章 精神資本主義時代の序曲が聞こえる /第5章 国家体制も破壊するサイ
バーパワー /第6章 サイバー資本主義時代を勝ち抜く法。

紹介文に、「いまや時代は『サイバー資本主義』に突入し、世界中の政治・経済は
この新しい原理に則って動き始めている。人生設計・投資戦略の抜本的見直しを
迫る新たな世界像を提示し、時代の勝者になる方法を説く。」と書かれておりまし
た。

著者さんの予測的中率は非常に高いので注目せざるを得ないのですが、どうも個
人的にはついていけない部分があるのが気になります。でも、この本では、「インタ
ーネットによって言語が英語に統一化され、電子マネーの普及で通貨がドルに統
一されていくことの、どこかに根本的な破壊の要素を含まれているように思えてな
らないのである。」との指摘が非常に鋭かったのでした。

今は、サイバー資本主義、この次は精神資本主義になるそうなのですが、「サイバ
ー資本主義の後には何が待っているのだろうか。果たして人は人でいられるのか
。」との最後の言葉が衝撃的なのでした。

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124.日本経済 これから2年が正念場 ★★  高橋乗宣著
PHP研究所  2000年8月4日発行  大阪市立中央図書館

[目次] 第1章 ようやく始まる金融業界の“大手術” /第2章 国の“不良債権”
がもたらす身近な危機 /第3章 爆発寸前のアメリカ経済 /第4章 日本経済
が生き残るための改革とは?

紹介文に、「2000年秋からこの国を襲う大波乱とは何か?『脱・アメリカ』の大改革
を提案する辛口評論。いよいよ始まった大口債権の処理・銀行と企業の関係も、
本質的に変化する。国の“不良債権”がもたらす身近な危機・もはや避けて通れな
い賃金の低下・いつ逆流するかもしれないアメリカへの資金・『アメリカの時代』の
終わりが始まった。アメリカが落ちても日本が生きる道を確保する。」と書かれてお
りました。

この本では、「ビジネスマンの方々は厳しい認識を持って、これからの難局に立ち
向かっていただきたい」との思いを込めて、2000年秋から始まるであろう日本経済
のさらなる試練を展望しながら、論証してくれています。
今まで以上に、辛口になっているので、読んでいて暗くなってしまったのですが、
最近、よくTVに登場している訳の分からないインフレ・ターゲット論を振りまわすエ
コノミストや御用学者さん達とは一線を隔す論理展開はさすがなのでした。

半世紀前に起こった悪夢、『戦前に高橋是清蔵相は公債の日銀引き受けを行い、
これが戦時国債となった。これがやがて戦後の超インフレを招いたわけで、いまの
日銀引き受けもまた超インフレの火薬庫になりかねないのだ。通貨対策に歯止め
を失ったとき、事態は恐ろしい方向に転換していくだろう。』との予測は、非常に現
実味を帯びてきているように感じられました。

リセッションに入り始めたところに、テロが起こってしまったアメリカの経済状況は
マスコミの報道とは違って、最悪の地獄モードに落ち込んでいるはずです。さて、
日本政府は自衛隊派遣に続き、どういう一手を打つのでしょうか? 歴史は繰り返
すといいますが、巷で流れ始めているバンクホリデー(預金封鎖?)でしょうか、
それともデノミでしょうか? 正念場を迎えている今、行きたい所があったら行き、
食べたいものがあったら食べ、チャレンジしたことがあれば即実行できればいいの
になあとつくづく感じている今日この頃なのでした。

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125.第四の国難 ★★  前野 徹著  扶桑社
2001年5月20日発行  大阪市立鶴見図書館

[目次] 第一章 日本が直面する第四の国難 /第二章 亡国の足音 /第三章
大東亜戦争は自存自衛の戦争 /第四章 日本潰しを狙った外国の陰謀 /
第五章 日本人を襲った地獄の惨劇 /第六章 マッカーサーの歴史的告白 /
第七章 歴史認識を持たない総理大臣 /第八章 欲望民主主義の悲劇 /
第九章 日本を救う縦軸派文化人たち /第十章 国難克服の鍵。

紹介文に、「蒙古襲来、黒船来航、敗戦を第一から第三の国難とすれば、現在の
日本は、第四の国難に直面している。第三の国難までは、外圧に直面しながらも
日本は、危険を克服していった。しかし、この第四の国難は、外圧というよりは、自
ら決断する心を失ったがゆえの危機である。日本は、このまま滅びるのか・・・・。」
と書かれておりました。

この本の中に、「火の原爆・氷の原爆・心の原爆」の節がありました。「火の原爆」
とは、勿論、広島・長崎に落とされた原爆(原爆死没者およそ30万人、人類史上
最大の大虐殺と書かれていました)のこと、「氷の原爆」は、原爆死没者をも上回
る約37万人の日本人の命を奪ったシベリア抑留(抑留日本人は百五万人にも上る
、人類史上最大の大暴挙と書かれておりました)のこと、そして、「心の原爆」は、
東京裁判のことだったのでした。

著者さんと増田俊男氏との共著「目ざめよ、日本」があったり、櫻井よし子さんを高
く評価されていたりとよくわからないのですが、「果たして、われわれ日本民族は、
この国難を打ち破り、輝かしい未来への道を切り開くことができるだろうか。時間は
ない。亡国の足音が、すぐそこまで迫っている。」との主張には、異議はないのでし
た。あまりこういう本は読まない私でも、“話題の書”として注目してもいいのではと
感じた本でした。

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126.はみ出し銀行マンのお金の悩み相談室 ホンネ回答編 ★★
横田濱夫著  青春出版社  2000年12月25日発行
大阪市立福島図書館

[目次] 第1章 私のこのお金、いったいどう運用したらいい? 1.FPの言うことが
マチマチで戸惑っています・・・ 2.有り金「二十万円」の運用方法は? 3.アパート
を建てろ、と営業マンから勧められているのですが・・・ 4.孫たちへの有利な贈与
方法は? /第2章 不況の波を乗り切る極意、教えます! 5.リストラされて、子
供の学費が払えません 6.サラ金の取り立てを受けている息子が心配です 7.バ
ブリーな妻に悩んでいます /第3章 自分のカネには責任を持て! 8.買い物依
存症に悩んでいます 9.友人から借金の保証人を頼まれているが・・・ 10.彼氏が
ギャンブル狂い。いくらお金をあげてもキリがなくて・・・ 11.顔が地味で・・・。
ローンを組んで美容整形に通っていますが・・・ /第4章 一国一城の主はカッコ
いいけれど・・・ 12.ベンチャー企業を立ち上げたいと思っているのですが・・・ 
13.リサイクルショップを開業したいのですが 14.転職すること五回。この十年間、
収入は少しも増えていません /第5章 あなたの生き方が問われている 15.田
舎に格安物件を探しています。留意点は? 16.マンション購入を考えています。
「賃貸より購入が有利」は本当? 17.妻に浮気がバレて、絶体絶命のピンチです


カバーに、「この本は、基本的にQ&A形式をとっている。ベースとなるのは、読者の
方々から寄せられた、たくさんのご相談だ。それら一つ一つに対し、オレが本音で
回答、その際、当たり障りのない一般論じゃ意味がないので、いわば“ガチンコ勝
負”の姿勢で臨んでいる。さらに、最近のお金にまつわる話も、エッセイ風にたっぷ
り加えておいた。日々の生活と切っても切り離せない『お金の問題』。それぞれ、
興味のあるところ、ご自身の状況と重なるところから読み進めていただければと思
う。」と書かれておりました。

この本はけっこう面白いのですね! 読んでいると、「お金で失敗したり、貧乏にな
った人はというと、例外なく、いくつかの法則や共通点があった。『犯してはならな
いタブー』のようなものを備えていた。なーるほど。こういう考えの人は貧乏になっ
てしまい、逆にこうすれば、それを回避できるのかなあ・・・」と書かれていたり、
“人の振り見て我が振り直せ!”という言葉があったりして、途中から耳が痛くな
ってきてしまいました。おまけに、「健全なお金は、健全な生活習慣に宿るという
ことかもしれないな。」とも書かれていて、夜型の私はいよいよ参ってしまったので
した。

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127.パソコンで仕事が10倍おもしろくなる! ★★  佐々木康之著
宝島社新書  2001年5月24日発行  大阪市立中央図書館

[目次] 第一章 インターネットで情報発信力を身につける(できるビジネスマンは
インターネットをこう使う;検索エンジンは精度の高い『Google』を使え;ホームペー
ジ以外の情報源にも大量の情報があふれている ほか) /第二章 交渉力が高
まるパソコン文章作成テク(すべての知的作業は『書くこと』から始まる;パソコンで
アイディアを整理する方法;ファイリングしたアイディアを用いたパソコン文書作成術
 ほか) /第三章 仕事がもっと早くなるパソコン環境を構築(ソフトは『機能』では
なく『使いこなし』が肝心;“シンプル”なシステムこそが生産性を高めてくれる;仕
事で使うなら『ウィンドウズ2000』がおすすめ ほか)。

紹介文に、「どんな仕事に、パソコンを使えばいいか? 『検索・ファイリング』から
『文章作成テクニック』までパソコン仕事術を全て教える。」と書かれておりました。

情報力をぜひ身につけたいと感じた人にお薦めの本です。
「日本語入力ソフトは完璧ではない。何度も読み返して誤りを正しておこう」「パソコ
ンに組み込むソフトを厳選しよう。少数のソフトを徹底的に使い込む」「表と裏と二種
類のホームページを使い分ける」といったアドバイスは非常に参考になったのでし
た。とくに、「裏ページへのリンクをメニューページにのせないで、見せたい人だけに
裏ページのアドレスをメールなどで連絡する」というアイディアはなかなかでした。

「すべての機能を使いこなそうと頑張る必要はないし、すべてのジャンルのソフトに
精通する必要もない。自分の仕事にとって本当に必要なソフトの、本当に必要な機
能だけをマスターする。それだけで十分であるというか、それこそがパソコンの本来
の使い方だろう。」と書かれていたのを拝見して、すごく嬉しかった本でした。

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