| 哲学 |
| [目次] 1.法華経を生きる (石原慎太郎著) 2.お金のことでくよくよするな! (リチャード・カールソン著) 3.あくせくするな、ゆっくり生きよう! (リチャード・カールソン /ジョセフ・ベイリー共著) 4.自分のためにもっとお金を使おう (中谷彰宏著) 5.人の上に立つ人になれ (渡部昇一著) 6.ここを勉強すれば、必ず「勝ち組」だ! (江坂 彰著) |
| (順に本名・著者・出版社・発行日・蔵書先 なお、敬称は略させていただきます) 評価は無印から★★★まで4段階、★2つ以上が借り得本です。 |
| 1.法華経を生きる ★★ 石原慎太郎著 1998年12月20日発行 大阪市立図書館共有 |
[目次] 序章 私と法華経 第一章 誰でも哲学せずにはいられない 第二章『十如是』とは何か 第三章 わが身の周りに起こったことの理 第四章生きている死者 第五章 信仰への鍵 第六章 宇宙と人間 第七章 人間が生きて在る、ということはそも何なのか 第八章 時間とはいったい何なのか 第九章 釈迦が示した人間としての極限最高の境地とは 第十章 仏性への道 第十一章 『実相』とは何なのか 第十二章 人間は永遠なのだ。 あとがきで、「世の通念では仏教の経典、お経なるものは何やら抹香臭く、俗人に は関わり薄いものに感じられているようです。しかし、仏教の経典はその気になっ て読みなおせば他の宗教にはない、私たちの生活、人生にじかに触れてくる哲学 を備えている。特に法華経は、人間なら誰しも考えたり感じたりする、なぜ自分は こうしてこんな自分としてこの世に生まれ、生きているのだろうかという、人生の最 も根源的な問題について説き明かしてくれています。」と書かれておりました。 この本では、「私は坊主でもどこかの熱心な信者でもありはしないから、こんなこと を書いてそれを枷にして誰かを特定の信仰に引っ張りこむつもりはまったくない」と 言う著者さんが、二十八章から成る法華経の中から、「方便品」「譬喩品」「如来寿 量品十六」について詳しく説明してくれています。 とくに、「いわゆる諸法の如是相、如是性、如是体、如是力、如是作、如是因、如 是縁、如是果、如是報、如是本末究竟等」、これらは『十如是』といわれるのです が、これらについての解説が秀逸なのでした。 また、いわゆる「嘘も方便」の出典である「良医子の喩」にいたるまでの叙述につ いては、余分な解説はしないで、敢えて全文を引用してくれています。 最後に、著者さんが、「私は法華経の信者といえば信者だが、この上誰かを弟子 に持とうとも思ってもいないし、仏法に関してのお前の考え方は異端だといわれて も一向にかまわない。法華経に関してもお前の宗派はいったい何だと問われれば 、石原教とでもしかいいようがない。しかし、たった一度のかけがえのない人生を、 その充実を願いながら生きていくために、これほど確かな手応えを与えてくれる教 えは他に決して在りはしないと私は確信しています。」と書かれていたのが印象 的なのでした。 先頭へ |
| 2.お金のことでくよくよするな! ★★ リチャード・カールソン著 サンマーク出版 1999年2月15日発行 大阪市立図書館共有 |
「はじめに」のところに、「本書の中では、人生から心配をなくす方法をなるべく具 体的に書いてみた。あなたの目標が新しいキャリアや夢を追求すること、こだわり を捨てて人の力を借りること、批判や拒否を軽く受け流すこと、リスクを冒す勇気 と自信を得ること、人前で話すこと、給料の値上げ交渉、チャリティーにもっと貢献 すること、投資すること、自分のサービスや商品をうまく宣伝すること−そのどれ であれ、いずれにせよ本書はきっと役にたつはずである。」と書かれておりました。 『あらゆる場面で私のじゃまをする、「心配性」「恐怖心」「執着心」。これらの「心 の魔物」にうち克ち、夢と成功を手にする法』といった紹介文になりそうな本であり まして、読んでいて非常に頭の痛い内容なのでした。 でも、「過去にも、クビになったり、恥をかいたり、あらゆる難問にもかかわらず、 いまの自分があるではないか。生き残ったではないか。私たちには苦労はつき ものだ。だが、不安や恐怖は精神的なイライラを強めるだけ。それを横に押しやっ ておきさえすれば、いくら挑戦を受けても心おきなく前向きに進むことができる。」 と書かれているのを読んで、なんか少し勇気がわいてきました。たまには、こうい う本を読んでみるのも悪くないですね! なお、この本は図書館さんの分類では『159 倫理学』となっておりました。 先頭へ |
| 3.あくせくするな、ゆっくり生きよう! ★★★ リチャード・カールソン/ ジョセフ・ベイリー共著 主婦の友社 1998年11月20日発行 大阪市立図書館共有 |
[目次] 第一章 ゆっくりと、集中して生きる /第二章 思考をコントロールする /第三章 心を「今」に向ける /第四章 ストレスと心の健康の関係 /第五章 良い人間関係はつくれる /第六章 仕事をスマートにする /第七章 あくせく するな、ゆっくり生きよう。 「訳者あとがき」のところに、「『今』に目を向けて生きるためには、ただ自分の考 えに気づき、自覚する、それだけでいい。そうすれば、より穏やかで、落ちついた 考え方、つまり流動的思考ができるようになる。すべて否定的な感情は自分の思 考が生み出したものであり、外部から押しつけられたものではない。その一点に 気づくことによって、わたしたちはあせりやストレスなどの、あらゆる否定的な感情 から解放され、穏やかな心で『今』に集中して生きることができる。」と書かれてお りました。 とても良い本なので、びっくりしました。非常に考えさせられる箇所が多々あって 、これからの自分の生き方を再度見つめ直す必要に迫られるような内容でした。 特に、「心の健康」「分析的思考法と流動的思考法の対比」「ストレスは思考にす ぎない」といった箇所の記述は、とても参考になったように思います。 あわただしく生きることの無意味さに気づき『心の心理学』を提唱、テレビ、ラジオ の出演をはじめ、全米各地で講演活動をしている著者さんの主張に、耳を傾ける 必要があるのではと強く感じた本でした。 先頭へ |
| 4.自分のためにもっとお金を使おう ★★ 中谷彰宏著 ダイヤモンド社 1999年9月30日発行 大阪市立図書館共有 |
[目次] 第1章 お金を持っている人より、使う人のほうが豊かだ。 /第2章 お金を使うことで自分のやりたいことが見えてくる。 /第3章 年収5億円の人 と、年収5万円の人から、金銭哲学を学ぼう。 /第4章 借金がヘタな人ほど、 成功する。 /第5章 お金は、貯まれば貯まるほど使えなくなる。 カバーに、「お金で苦労しない54のヒント 今日使うお金が、明日のあなたを作る 。成功者の共通点は、お金に対して、クヨクヨしないこと。 お金がなくて苦労して いるのではない。お金がやや余って苦労している。お金持ちの家には、モノがな い。目的のある人は、余分なお金を持っていない。大富豪を見れば、大金持ちに なろうと思わなくなる。最も有利で確実な投資は、自分への投資。」と書かれて おりました。 「お金で苦労しない54のヒント」の中で特に参考になったのは、「ホテル代を惜し むと、二度とその国に行きたくなくなる」、「最も有利で確実な投資は、自分への 投資」、「使ったお金にクヨクヨしない」、「セコさは他人に見抜かれている」、「最も 安全な銀行は、頭と体と心の中にある」なのでした。最後の方に、「商売を変えた り、新たなモノに投資する必要はまったくありません。あなたの意識を変えて、頭 とハートに対して投資ができるようになれば、誰も奪うことのできないあなたの財 産になっていくのです。」という言葉がとても素敵なのでした。でも、この本を読ん で気が大きくなってしまい、またまたパソコンを購入してしまった私のように、ポッ カラポッカラ使っていたら、何にもならないのですが....。 先頭へ |
| 5.人の上に立つ人になれ ★ 渡部昇一著 三笠書房 2000年5月10日発行 大阪市立図書館共有 |
[目次] 1章 適性は「やってみる」まで決めつけるな! /2章 これが「不安知 らず」の腹のくくり方 /3章 「順」に逆らえ、「やり方」を変えろ! /4章 頭に 立つ人にはこの凄みがある! /5章 「運がついている人」の生き方を真似ろ! /6章 人をシビアに「見分ける目・評価する目」 /7章 「豊かさ」の中で失った ものを取り戻せ! /8章 いつも周りに「刺激」のある生活を /9章 これが、こ れから十年の鍵をにぎる「生命線」! /10章 自分を“グローバル化”できない 人は滅びるしかない! カバーに、「自分で納得のいく生き方ができて、なおかつ人の上に立つ人になる ために必要な要素は三つある。その第一は、『生き筋』を見る力があるということ だ。第二は、『この人についていると得をする』と周りに思わせることだ。第三は、 『何気ないところで、人を感動、感服させる力がある』ということである。私は以上 三つの点につき、その典型的な人たちを取り上げ、二十一世紀を生きるための 『生き筋』の解説を試みた。」と書かれておりました。 硬派である著者さんならではの本でありまして、今の不安を、「一つは、成功へ のルートが見えなくなったことから生じる不安。二つめはリストラの不安。三つめ が老後の不安である。」と分析し、一刀両断、明快に対処法を披露してくれてい ます(もっとも、その処方箋に賛同いただけるかどうかわかりませんが)。 「現在のように変化の激しい時代にあっては、明日を煩っていては何事も進まな い。煩いを明日に持ち越さず、今日一日をプラス思考で事に当たることが大切な である。」と主張する著者さんには圧倒されっぱなしなのでした。 先頭へ |
| 6.ここを勉強すれば、必ず「勝ち組」だ! ★★ 江坂 彰著 三笠書房 2000年8月15日発行 大阪市立図書館共有 |
[目次] 1章 次の「本流」を見抜ける人が勝ち残っている! /2章 頭の使い 方、生き方の戦略一つで、これだけの大差がつく! /3章 勝者からこの「知 恵とパワー」をセットで学べ! /4章 「何を捨て、何を拾うか」−少ないチャン スを確実にモノにする方法 /5章 これが最短・最大効果を上げる「実戦の勉 強法」 /6章 ここに着眼すれば、必ず「次に打つ手」が見えてくる! カバーに、「サラリーマン、その気になればチャンスはいくらでもある! IT革命 時代に突入して、企業もサラリーマンも、かつてないほどシビアな『能力主義』の 時代を迎えた。確かに企業の興亡はめまぐるしく、リストラの波は荒いが、自分 に自信がある人にとっては、環境の激変は逆に新しい『自己発展』の突破口に なる! 能力主義など怖くない、不安ごっこはもうやめよ! 自分の『実力』を上 げ、新時代のサラリーマンとして、したたかに自己実現するための基本ノウハウ 、最強の成功実践書!」と書かれておりました。 数年ぶりに著者さんの本を読みました。とても充実した内容なんですね。「落ち こぼれもせず、卑屈にならず、しぶとく、したたかに生きていくための方法」を語っ てくれています。 最後のところの「必ず『勝ち組』に入る七つの大鉄則」では、「日本という国の不 思議さは、旧体制、旧システムが作動しなくなったとき、必ず能力主義になり、 再び活力を取り戻すことである。二番目に、人間誰だって得意な仕事、好きな仕 事がある。それを見つけるのも能力の一つである。三番目に、メイク・マネーで成 功することや組織の中の栄達だけが、勝ち組ではない。自分流の生き方ができ た人が勝ち組である。四番目に、今や人生二毛作である。人生に回り道はない し、中高年が今から勉強をしても十分間に合う。五番目に、アメリカ流能力主義 に巻き込まれたら日本は競争の泥沼に入り込んでしまう。『信頼』『教養』『人間 力』も能力の一つである。六番目に、経済環境と技術が変われば、古い体験が 陳腐化する。ベテランは自分のベテラン度を疑える知的勇気をもってほしい(これ をアンラーニングという)。危機こそチャンスである。」と書かれていて、非常に参 考になったのでした。 先頭へ |